岡田将生、涙腺決壊の感情爆発…“亡き妻”からの「ごめんね」ではがれた“冷静沈着仮面”に「演技レベル高すぎ」<ちょっとだけエスパー>
主演・大泉洋×脚本・野木亜紀子によるドラマ『ちょっとだけエスパー』。
本作の主人公は、金も家族もすべてを失ったどん底の男・文太(大泉洋)。
第1話、絶望の真っただ中で「ノナマーレ」という会社の面接を受けた文太は、社長の兆(岡田将生)に言われるがまま“Eカプセル”を飲んだことをきっかけに“ちょっとだけエスパー”となる。そして面接に合格した文太は、「世界を救う」よう命じられたうえ、見知らぬ謎の女性・四季(宮﨑あおい)と“仮初めの夫婦”として生活してきた。
12月16日(火)に放送された最終話では、自身が亡くなる未来を思い出した四季が、兆の前に現れた。これまで冷静沈着な人物だった兆だが、四季の言葉にどんどん感情をあらわにしていき、SNS上では「涙が溢れてきた」「演技レベル高すぎて見入ってしまう」とコメントが寄せられた。
(※以下、最終話のネタバレがあります)
◆「ごめんね。先に死んじゃって」
本来、未来の四季の夫であった文人こと兆(岡田・二役)。
彼は四季が死ぬ未来を阻止するため、2055年の未来から現在に介入し、他者に犠牲が出ることも厭わず歴史の改ざんを目論んでいた。
最終話では、自分が死ぬ未来を思い出して兆の目的に気づいた四季が、すべてを終わらせるため文太と文人、両方の命を奪おうと決意。そしてクリスマスマーケットで文太と兆が対峙していたところに四季が現れた。
四季は文太を自らのエスパーで吹き飛ばし、兆は慌てて彼女を止める。すると四季は「どうして? ぶんちゃん(文太)はいらない人間なんでしょ? 私の代わりに死ぬ1000万人の人たちは?」「どうして? 誰が決めるの? あなたが決めるの?」と兆を問い詰めた。
そして四季はまっすぐな瞳で、「私は? 私はいる? あなたはいる? どうしてあなたはここにいるの?」と質問をぶつけ、兆は複雑な表情に…。四季が壮絶な死を遂げたときの記憶を思い浮かべた兆は、「それは…僕がずっと、この20年間ずっと考え続けてきたことだ」と弱々しく吐き出し、涙を浮かべる。
感情をあふれさせた兆は、いや文人は、「どうして僕がいるのか。どうして人生が続いていくのか。わからない…いまだに」と震えた声で告げ、これを受けた四季は「あなたもわからなくなっちゃったんだね」とぽつり。「ごめんね。先に死んじゃって」と優しいまなざしを向けた。
四季の言葉に兆は顔をくしゃくしゃに歪ませ涙し、そんな兆に四季は手を伸ばす。兆もまた手を伸ばすが、立体映像であるがゆえに、2人の手は触れ合うことはなく――。
兆がずっと抱えてきたものをあふれさせたこのシーンに、SNS上では「兆さん切ない」「しんどすぎ」「兆の文人の部分が出るシーンにうるっときた」と涙を誘われる視聴者が続出した。
こうして兆の気持ちを汲み取った四季だったが、愛する2人の“ぶんちゃん”を消すという覚悟は変わらず、「私が終わらせるね」と告げると現在の文人のもとへ…。
このまま物語は悲劇で終わるのか…最後までドキドキの展開が描かれた。
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※番組情報:『ちょっとだけエスパー』