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日本より労働時間が短いのに“高収入の国” その理由を池上彰が現地で調査

日本より労働時間が短いのに“高収入の国” その理由を池上彰が現地で調査

本日12月13日(土)の『池上彰のニュースそうだったのか!!』は、「池上彰も現地取材 世界がわかる!海外ロケSP」と題した2時間半スペシャルが放送される。

訪日外客数が過去最多を更新して、外国人と接する機会が増えた昨今。

今回の放送では、世界各国の現地レポートから、日本と世界のスタンダードを比べることで日本の今が浮き彫りに。池上彰自身も、労働生産性が高い国といわれるドイツで現地取材を行う。

日本よりも労働時間が短いのに、高収入なのはなぜなのか? ドイツの高い生産性と品質を支えているという“ある制度”や、特徴的な人材育成の仕組みといったドイツ経済を支える労働環境について、池上がドイツ現地で紐解いていく。

スタジオゲストには北斗晶、伊集院光、ケンドーコバヤシ、山下健二郎、堀田茜、松井ケムリ(令和ロマン)、橋本涼(B&ZAI)、本髙克樹(B&ZAI)が登場する。

◆池上彰が現地ドイツで見たもの

韓国、中国、フランスの現状を解説するほか、池上が自らドイツへ飛んで現地取材を敢行する。

人口が日本より少ないものの、GDP(国内総生産)で日本を抜き世界第3位となっているドイツでは、労働生産性があり、働く時間は日本より短く、1時間あたりの生産性が96.5ドルと、日本の56.8ドルを大きく上回っているという。

なぜ、ドイツは生産性が高いのか? 池上彰がドイツでの現地取材で紐解いていく。

首都・ベルリンに降り立った池上がまず直面したのは、日本とは異なる“驚きのルール”の数々。

タクシーを止める際、手を高く挙げると“ナチス式の敬礼”とみなされるためタブー。さらに“閉店法”という法律により、日曜日はデパートもスーパーも完全休業。「休むときは休む」という徹底した社会システムを目の当たりにする。

そして、ドイツの気になる景気の実態を市場で調査。生卵は6個で約600円、海産物は100グラム約1700円という物価高ぶり。

池上は市場の店主に様子から、深刻な人手不足が賃上げを招き、賃上げが物価上昇に繋がっていると分析。しかし、「国民全体の給料も上がっているため、物価が高くても売り上げは落ちない」という、日本とは異なるドイツの経済事情を解き明かす。

また、高い生産性を支える国家資格「マイスター制度」の現場へ。

マイスター制度とは、大工、パン職人、自動車技師といった、高度な技術と知識を持った職人を育てる制度のこと。一体どんな仕組みになっているのか、池上がパンの製造工場を見学し、その裏側に迫る。

ドイツでは、学校に通いながら企業で働く「デュアルシステム」により、10歳くらいで、大学進学を目指すコースか、マイスターを目指す職人コースに進路が分かれ、プロフェッショナルを早期育成しているそう。

池上はその裏側を目の当たりにし、「技術を継承していく制度や仕組みこそが生産性の高さの秘訣」と納得する。

さらに、ドイツ東部の都市・ドレスデンのIT企業を取材。限られた時間の中でどのように仕事を成し遂げているのかを尋ねると、トップがいなくても、それぞれが責任をもって仕事ができる組織作りや、子育て支援策について明らかに。

街ではドイツでも深刻化する少子化についても声を聞く。現地取材を終えて池上は、「ドイツは景気が良いだけではない。少子化など日本と同じ悩みも抱えている」と語り、日本においての未来へのヒントをスタジオで解説する。

※番組情報:『池上彰のニュースそうだったのか!!』2時間半SP
池上彰も現地取材 世界がわかる!海外ロケSP

2025年12月13日(土)よる6:30~8:54、テレビ朝日系24局

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