日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫る番組『ポツンと一軒家』。

11月23日（日）は、ゲストに馬場典子と小森隼（GENERATIONS from EXILE TRIBE）を迎えて放送される。

奈良県の山の真っただ中にポツンと一軒家を発見。

家まで一本道が続いているようにも見えるが、建物だけが確認でき畑や田んぼは見当たらない。まさに森の中のポツンと一軒家だ。

捜索隊は最寄りの集落を目指すが、そこはすでにポツンと一軒家へと続くような細い山道だけが続く森の中。そんな道の先、山の斜面に家が建つ集落が見えてくる。

そこで65歳の男性を発見し、衛星写真を確認してもらうと「ここは…もしかしたら神社かもしれないですね」と確証はないものの心当たりはあるよう。しかも、草刈りへと向かう途中ながら親切にも神社まで軽トラックで案内してくれることに。

その道中、先導していた軽トラックが不意に停車すると別の男性の元へ。案内役を買って出た男性が念のために声をかけていたのだ。

衛星写真を確認してもらうと神社とは違う場所だという。「…ここは、80代の女性が息子さん夫婦と同居しているお宅ですよ」という今度は確度の高い情報が。ここから2人の男性が先導役となり一軒家を目指す。

集落から山道へと入ると、先導役の男性が車から降りてくる。捜索隊が乗っている普通車を見ながら「ここから先は道幅が狭く急斜面になるので、歩いていきましょう」と心配してくれていた。

道の先は軽トラックでも車幅ギリギリの危険な山道が続いている。捜索隊は提案通り登山で一軒家を目指すことに。

山道をしばらく進んだ先、切り拓かれた敷地に黒い切妻屋根の日本家屋が忽然と現れる。「よくこんなところを見つけましたね」と笑顔で迎えてくれたのは、83歳の元気な女性と長男夫婦だった。

50年前にこの地へと嫁いできて、優しい夫とともに暮らしてきたが、31年前に夫が60歳で他界。現在は長男夫妻と3人で同居をしているという。

ライダー歴60年という女性は今もオートバイで山道を行き来し、麓の集落へと買い物に出かけることも。「バイクは楽しいです。ルンルン気分で運転しています」とすっかり元気だ。

決して楽ではない山深いポツンと一軒家での暮らし。馬場は「人生のいろんなことを、そのまま受け止める度量、そして家族の温かさを感じました」と感動交じりに語っていた。

※番組情報：『ポツンと一軒家』
2025年11月23日（日）午後7：54～午後8：56、ABCテレビ・テレビ朝日系列にて全国ネット