木村拓哉「スターとは決して光り輝くものではない」 有働由美子とスペシャル対談
有働由美子がMCを務める『有働Times(タイムズ)』。
11月16日(日)の90分スペシャルでは、有働キャスターによる深掘りインタビュー企画「レジェンド&スター」の第8弾が放送される。
「レジェンド&スター」は、それぞれの世界で功績を残した人物や、時代の最前線で活躍中のスターに有働キャスターがじっくりインタビューする特別企画。
黒柳徹子、王貞治、松井秀喜、川淵三郎、水谷豊、萩本欽一、吉永小百合に続く第8弾ゲストは、木村拓哉。デビューから30年超、常に第一線を走り続けてきたトップスターの本音に斬りこんでいく。
◆木村拓哉の演技の“原点”は、あの伝説の舞台
対談の幕開けは都内某所、レインボーブリッジを望むビルの屋上。
11月13日に53歳の誕生日を迎える木村に、有働キャスターが花束を贈って祝福するところからスタートする。
有働キャスターがまず迫ったのは、“俳優・木村拓哉”。
1991年にデビューした木村は、1993年のドラマ『あすなろ白書』(フジテレビ)で大ブレーク。
以降、超ヒットドラマを連発するが、実は自身の俳優としての原点はまだデビューすらしていなかった1989年、17歳のときに参加した蜷川幸雄さん演出の舞台『盲導犬』にあると明かす。
やがて美容師や検事など“職業モノ”を演じる機会が増えていったが、心がけていたのは本職の方々に失礼にならないように、という思い。
だからこそ、「あの作品を見て、今の仕事に就きました」という声を聞くのがこの上ない喜びだったと、俳優という仕事の醍醐味を語る。
◆山田洋次監督からのオファーに即決
そんな木村の最新作が、11月21日(金)公開となる『TOKYOタクシー』。
『武士の一分』(2006年)以来、19年ぶりの出演となる名匠・山田洋次監督作品で、木村はしがないタクシードライバー役を演じている。
木村は山田監督からのオファーに出演を即決したと打ち明ける。
演じたタクシー運転手・宇佐美浩二は、体力的にも精神的にも厳しい現実に直面している役だったため、自分の中の“キラキラ”や“ワクワク”をそぎ落としていくような役作りが必要だったとも話し、「物語は“低温”からはじまりますが、倍賞千恵子さん演じるすみれとの時間を通じて、最後には心地よく、芯まで温まる温度になっていくような映画です」と作品の魅力も伝える。
◆トップスターとして君臨し続ける木村拓哉
有働キャスターとの気の置けない対談だからこそ、“人間・木村拓哉”の本音も続々と浮かび上がっていく。
デビューから現在まで、アイドル、歌手、俳優として数々の伝説を打ち立ててきた木村。
“平成を抱いた男”という異名が象徴するように、時代を巻き込むほど圧倒的な人気を博した当時、“アイドル”という定義に対してどう思っていたか聞くと、「アイドルっていわれることは、ちょっと嫌だった…」と葛藤があったことを告白。はたしてその真意とは?
また、絶大な支持を得てなお、調子に乗ることはなかったという木村。その謙虚な姿勢をひとりの人間として貫くことができたのは、明石家さんまから授けられた“ある言葉”が支えになったとも明かす。
そして最後、有働キャスターから「木村拓哉にとって“スター”とは?」という問いを投げかけられた木村。
「みなさんが思っている以上に“光り輝くもの”ではなくて、天体のように地味に動いているだけ…」と話すが、その言葉の持つ深い意味に有働キャスターも感動する。
このほか、木村が見据える未来や知られざるプライベートなど、縦横無尽に2人がトーク。木村が有働キャスターに、「“こんなのやるの!?”と驚くような役、ぜひやってください」と俳優業を勧める場面も。
木村拓哉が“これまで”と“これから”を有働キャスターと語りつくした特別企画「レジェンド&スター」。ほかでは見る&聴くことのできない、木村の秘めた思いや素顔が存分に詰まっている。
※番組情報:『有働Times』90分スペシャル
2025年11月16日(日)よる8:56~10:30、テレビ朝日系24局
※『有働Times』は、TVerでもリアルタイム配信!


