テレ朝POST

次のエンタメを先回りするメディア
menu

『緊急取調室』何気なさすぎる会話に隠された伏線が見事!有希子(天海祐希)が気づいた微かな違和感

主人公・真壁有希子(天海祐希)が取調べを行う専門チーム“緊急事案対応取調班(キントリ)”のメンバーとともに数々の凶悪犯たちと心理戦を繰り広げるドラマ『緊急取調室』第5シーズン。

11月6日(木)に放送された第3話では、有希子が何気ない会話のなかの違和感に気づき、事件の真相へと迫っていった。

(※以下、第3話のネタバレがあります)

◆「眠れたかと聞いただけなのに」

第3話では、山で遭難した動画配信者・樋口結花(清水くるみ)を救出に向かった山岳救助隊員・土門翔(羽谷勝太)が亡くなる悲劇が発生。

しかし、捜索活動中に滑落死したと思われる土門を司法解剖した結果、不審な殴打痕があり、この不幸な事故は“殺人事件”だった可能性が浮上する。

そこで怪しまれたのが、土門が直前まで行動を共にしていた山岳救助隊の隊長・布施正義(戸次重幸)だったが、彼はこれまで数多くの人命を救い、“山の神”という異名がつくほどの立派な人物。

有希子たちが聴取をしても布施の態度は至って誠実で、その供述にも疑わしい点は一切なかった。

それでも有希子は、布施の完璧すぎる供述を逆に怪しんでおり、布施と同じ大学の山岳部OBである管理官・梶山勝利(田中哲司)が事件現場となった山へ向かうと、ついに不審な点が浮かび上がってくることに。

さらに、遭難から救助された結花が奇跡的に意識を取り戻すなか、有希子は取調室で布施が犯人であるという推理を語り始める。

布施はそれを否定していたが、梶山は「(結花が)あの日山で見たことについて供述してくれました。それをお伝えするのは簡単ですが、私はあなたの口から真実を聞きたい」と告げ、さらに、山に残されていた布施のレスキュー用の滑車を見せた。

そして梶山が「あなたはなぜこれを外したんですか?」と尋ねると、布施は結花の捜索中、体調不良で本来は交代すべき状態だったが、少しだけ休憩するために滑車を外したと打ち明ける。

梶山が「そのあと何が起こったんでしょうか?」と質問を重ねると、布施は「梶山さんなら全部わかるんじゃないですか? 山の厳しさを知ってるんでしょう?」と返した。

すると有希子が、「山の素人が言うのは失礼なんですが、あなたは(その休憩で)眠ってしまったんじゃないですか?」と斬り込み、「今朝、私が『昨夜はよく眠れましたか?』と聞いたとき、布施さんは凍りついたような表情をしました。眠れたのかと聞いただけなのに」と推理を展開。これを受けた梶山も、「眠っていたところを土門さんに責められたんですね」と続けた。

たしかに該当のシーンを見返してみると、布施は有希子の質問に戸惑った表情を見せており、布施の些細な揺らぎを見逃さない有希子の観察眼に驚かされる一幕となっていた。

※ドラマ『緊急取調室』は、TVerにて無料配信中!(期間限定)

※動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」では過去回も含めて配信中!

※番組情報:『緊急取調室
毎週木曜よる9:00~、テレビ朝日系24局