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池目先生(勝地涼)が動いた!『ヒモメン』、バックハグも発動で最終回はどうなる⁈

7月にスタートし、9月1日(土)までに第1~6話が放送された土曜ナイトドラマ『ヒモメン』(テレビ朝日系、毎週土曜日23時15分~)。

©テレビ朝日

主人公翔ちゃんこと碑文谷翔の前に“女社長”が現れ波乱が巻き起こった第6話について、小劇場特化型メディア「ゲキオシ!」編集長で、ブログなどでの独自のドラマレビューも人気を集めるライター・横川良明さんに寄稿してもらいました。

前回(第5話)は「ヒモ更生プログラム」のために肉体労働、前々回(第4話)はAIロボット開発者と、“無職”ながら何気に最近お仕事モードが続いていた翔ちゃんこと碑文谷翔(窪田正孝)。

ということで今回翔ちゃんがやってきたのは、あるインテリア雑貨会社。

©テレビ朝日

雇い主は、社長の加賀美香(高岡早紀)だ。意に添わない見合いを断るため、美香は翔ちゃんをエリート弁護士に仕立て上げ、婚約者のフリをしてもらうことに。

本来はたった1日限りの「契約」だったはずが、既存の価値観にとらわれない翔ちゃんの魅力に惹かれた美香は契約延長を依頼。恋人・春日ゆり子(川口春奈)と美香の間で、翔ちゃんをめぐる女のバトルが勃発する! というのが、第6話のストーリーだった。

 

◆今、川口春奈は日本で一番怒った顔が可愛い女優だ!

冒頭、なぜか突然動画配信をはじめた翔ちゃん。番組名は「イッツアSHOWTIME」って、それ第2話で苦しまぎれに言ったやつじゃん! 結構気に入ってたんだ…! という軽いジャブからスタートし、今回も随所に遊び心がいっぱい。

©テレビ朝日

エリート弁護士のフリをするとなぜか薄目になったり、「異議あり!」だけ妙に気合いを入れてテーブルに足を乗せたり、窪田正孝のコメディ演技が光っている。

そんな中、いちばん笑ったのは修羅場のシーン

ゆり子の前には1/4カットのスイカがデカデカと置かれているのに、美香の前にはひと口サイズのスイカがちょろっと置かれているだけ。翔ちゃんに至っては皿しかない…。絶対、ゆり子、給食当番のとき好きな男の子にだけおかずを多めに盛りつけてたタイプだ…!

なんて想像しつつ、怒るゆり子もたじろぐ翔ちゃんも何だか可愛くてニヤニヤしてしまう。

©テレビ朝日

このゆり子という役によって、川口春奈は今いちばん怒った顔が可愛い女優さんになったんじゃないだろうか。

包丁片手に「殺すよ?」と迫る顔も怖いのになんだかビューティー。翔ちゃんに繰り出すビンタも回を重ねるごとにパワーアップしてきて、全国のMな男子たちがゆり子に怒鳴られたいとテレビの前でゾクゾクしている気がします。

 

◆「楽して生きたい」というモットーの根底にある翔ちゃんの想い

一方、翔ちゃんも久しぶりにドクズっぷりを堂々発揮していて、いい感じ。

ゆり子を取るのか、美香を取るのか。これ以上ないくらいわかりやすい選択肢を前に出した答えは「いっそのこと3人で暮らしましょう!」って、もうそれ完全に女の敵。

©テレビ朝日

ただ、最後まで見てみると、なるほど改めて翔ちゃんの行動原理が改めて浮き彫りになる。

ここ最近、何かしら仕事をしているというヒモらしからぬ翔ちゃんだったけど、そのどれもがゆり子あってのこと。第4話でIT電機メーカーに就職したのは会社の経費でゆり子と旅行に行きたかったからだし、第5話で肉体労働に駆り出されるのも、ゆり子の借金返済のため。

「楽して生きたい」がモットーの翔ちゃんだけど、ゆり子に喜んでもらうためなら、それを覆すこともやぶさかではないのだ。今回も美香の申し出を引き受けたのは、その報酬でゆり子と温泉に行きたかったから。そう言えば前半でゆり子「温泉でも行こうかなあ」って言ってる~!

今回の翔ちゃんは、そんなゆり子のひそかな願いを叶えてあげたい一心だったのだ。

©テレビ朝日

そもそも翔ちゃんが「楽して生きたい」のは間違いないけど、それは何も「贅沢がしたい」わけではなくて。ゆり子におねだりしているのも、毎日500円だけ。

美香が「好きなだけ金額を書きなさい」と小切手を渡しても、書くのは旅行に必要な費用のみ。高望みはしない。身の丈で十分。そんな翔ちゃんの生き方は、マウンティングだらけの現代でとてもピュアかつ本質的だ。

敏腕社長の美香に対しても「頑張っててすごいなと思います」と素直に称賛した上で、「もっとテキトーに楽に生きていいんじゃないですか。困ったときは周りに頼るのが一番ですよ」とアドバイスを送るあたりが、翔ちゃんらしい。

ズルいわ~。これはズルいわ~。僕もいわゆる仕事人間なので、「頑張らなくていい」と言われるのはモヤモヤするんだけど、こんなふうに「頑張っている」ことを称えてくれた上で、肩の力を抜いていいんだと言ってもらえるとすげえ癒される。

©テレビ朝日

正真正銘のドクズなんだけど、いちばん言ってほしい言葉をストレートにかけてくれるから、つい翔ちゃんから離れられないのだ。

 

◆まさかの池目先生にキュン!どうなる、最終回!?

そんなほんわかした気分で今回もエンドかと思いきや、最後の最後でショッキングな展開が待っていた。自宅に帰ってきた翔ちゃんが目にしたのは、ゆり子と池目先生(勝地涼)のキスシーン。

え~。ごめん、前に「間違いなくゆり子が池目先生を選ぶことはない」って断言しちゃったけど、いい感じのところまで追い上げてきた~。

©テレビ朝日

今回の池目先生は白衣の下にVネックのシャツ+短パンとヒモスタイルでスキを見せつつ、“王道のバックハグ+僕じゃダメか戦法”で、カワイイ&カッコイイの二段攻撃。これが不覚にもグッと来まして。まさか池目先生にキュンとさせられる日が来るとは思わなかった平成最後の夏でした。

©テレビ朝日

これからふたりはどうなるのかというところで、いよいよ次回は最終回。ゆり子の心を取り戻すべく、翔ちゃんは最後にどんなミラクルを起こすのか。クズだけど憎めない翔ちゃんの最後の雄姿をしっかりと目に焼きつけたい。<文/横川良明>

※番組情報:『ヒモメン』最終回
2018年9月8日(土)午後11:15~深夜0:05放送、テレビ朝日系24局

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