子ども8人と夫を支えたクラシック界の“グレートマザー” その偉業に清塚信也「世間の常識を覆す天才」と絶賛
今さら人に聞けないような“音楽の基本”から、制作の裏側や専門テクニックといった“マニアックな知識”までを掘り下げる『EIGHT-JAM』。
10月19日(日)に放送された同番組では、音楽のプロたちがスタジオに集い、クラシック界の偉人たちについて実演を交えながら解説した。
登場したのは、ピアノとクラシックの魅力を伝えてきた清塚信也、バイオリニストのNAOTO、そしてもふくちゃん。バッハ、ベートーヴェン、モーツァルト…誰もが知る巨匠の“スゴさ”に迫った。
【映像】子ども8人と夫を支えたクラシック界の“グレートマザー” その偉業に清塚信也「世間の常識を覆す天才」と絶賛
さらに“世間ではあまり知られていないが、プロがどうしても語りたい偉人”も紹介。その一人として名前が挙がったのが、8人の子どもと夫を支えた“グレートマザー”作曲家、クララ・シューマンだ。
夫のロベルト・シューマンは、ピアノの美しい旋律を得意とし、交響曲から合唱曲まで幅広く作品を残したドイツの大作曲家。一方のクララは幼少期から“天才少女”と称され、14歳にして大規模オーケストラと高度な技巧を両立させた作品を作曲。女性が音楽家として活躍する道を切り拓いたパイオニアでもある。
クララは21歳でロベルトと結婚。もふくちゃんによれば、結婚後は8人の子育てをしながら世界各地で演奏活動を続け、病弱な夫を献身的に支えたという。
「看病をして、育児をして。さらにシューマンを作曲家として有名にするために、シューマンの曲を自分が弾いて世界中を回った。マネージャー兼プロデューサーだった」
清塚は、女性が世に出て活躍するのが難しかった時代背景を踏まえたうえで、クララをこう評した。
「世間の常識を覆すほどの天才だった。あのショパンやリストも一目置いていた」
母として、作曲家として、そして家族を支える存在として——クララ・シューマンはクラシック史に偉業を刻んだ。
さらに番組では、音楽界で語り継がれる“ロマンティックな噂”にも触れられた。
もふくちゃんが「ヨハネス・ブラームスと三角関係だったんじゃないかと言われている」と切り出すと、NAOTOは「ブラームスはとても優しい人だったから、無償の愛でお金を援助していた説もある」と補足。清塚も「これはクラシック界ではめちゃくちゃロマンティックなミステリーと言われている」と続け、偉人たちのドラマティックなエピソードにスタジオは大いに盛り上がった。
このほか、音楽の教科書でもお馴染みのベートーヴェンは、たった1人で100年分の音楽を進化させた!? また、わずか5歳で作曲を始めた天才・モーツァルトの曲には、現代のJ-POPに繋がるある作曲法が…。偉人たちのルーツを辿りながら、クラシックの魅力を存分に味わえる内容となっている。
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※番組情報:『EIGHT-JAM』
毎週日曜 午後11:15~、テレビ朝日系24局(※一部地域を除く)