サッカー元日本代表が振り返る“アウェーの苦労”の数々「ピッチの横幅が3m短く」「食べ物を全部没収」
スポーツ界の“オフレコ話”を深掘りする番組『オフレコスポーツ』。
10月10日(金)の放送には、サッカー元日本代表の槙野智章がゲスト出演。サッカー界の“アウェー戦”にまつわる裏事情を明かし、スタジオを驚かせた。
【映像】元日本代表・槙野智章が語る、アウェー戦の“ヤバすぎる苦労”
まず槙野が挙げたのは、2024年に行われたサッカーワールドカップ・アジア最終予選の日本対中国の一戦。
「この試合、中国で行われたんですけど、ピッチの横幅をなんと3メートルも短くされていました。元々のサイズから3メートル短くして、中国代表がこの試合に臨んできたんです」(槙野)
当時のピッチの写真を見ると、ゴールラインが消された痕跡があり、その1.5mも内側に新たにラインが引き直されていた。
驚いたMCの近藤千尋が「それいいんですか?」と尋ねると、槙野は「これは卑怯でもなんでもなくて、ルールの範囲内でやっているんです」と意外な返答。
Jリーグでも対戦相手によって芝の長さを変えたり、水を巻いたりすることはあるといい、「とにかく相手の嫌なことをするのが作戦です」とアウェーの“常識”について語った。
とはいえ、ピッチを短くするということは珍しく、この試合の終了後には久保建英選手が「とにかく狭かった」とコメントしていたという。
槙野は「相手がいないはずのスペースでボールを受けているのに、(ピッチの幅を)短くしているので人の動きがスムーズなんですよね。ドリブルで仕掛けられる時にも『人がいたので難しかった』っていうコメントをしているぐらい」と解説。
中国側にそのような意図があったかどうかは定かではないが、ピッチが狭くなったことで選手たちのプレイには確かな影響があったようだ。
さらに槙野は、アウェー遠征での苦労はこれだけではないと続ける。
自身が代表選手だった頃の出来事として、「日本代表にはシェフが帯同して選手たちに日本食を提供しているのですが、アウェーの時にシェフが用意した食べ物を全部没収されました」と衝撃の事実を告白した。
その目的は、相手チームが日本代表に勝つために、選手たちのコンディションを少しでも崩すためだという。
「没収された時は、4日間ほぼフレンチトーストでした」と明かすと、スタジオ一同「え―!!」と驚愕。槙野は「実際どうなったかって言ったら、その試合は負けました」と続け、近藤は「そんなことされちゃうんですか?」と、アウェーの過酷さに驚いていた。
そのほか番組では、槙野が浦和レッズ時代に体験したアジア遠征での苦労について語った。
「渋滞を作ってスタジアム入りさせないようにされた」「ホテルの隣の部屋で一晩中爆音を流された」など、ドラマさながらのエピソードが紹介されている。
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※番組情報:『オフレコスポーツ』(バラバラ大作戦)
毎週金曜 深夜2:43〜、テレビ朝日(※関東ローカル)