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宇賀なつみアナ、「おいしい」と大絶賛!夏バテにもぴったりな“飲む点滴”

いま知っておきたい話題や気になるニュースをお届けする朝の情報番組『モーニングショー』では、月~金の日替わりコーナーが放送されています。

水曜日は、宇賀なつみアナウンサーが伝統守り、次の世代へ引き継ぐべく奮闘する輝く女性から人生を素敵に過ごす秘訣などに密着する名物コーナー「継ぐ女神」をお届け。

8月22日(水)の放送では、新潟県新潟市で127年続く味噌屋「蔵元山田屋」の5代目女将・山田正子さん(60)に、宇賀アナが迫りました。

「あま酒」900ml 850円(税抜)

「蔵元山田屋」の創業は明治24年。米どころ新潟ならではの実りと伝承し続けた酵母で作る味噌は芳醇な香りと味わいが人気で、料理好きで知られる梅沢富美男さんも実はこちらの味噌を愛用しているんだそうです。

また味噌作りで欠かせない「麹」を活かして、今「甘酒」が大人気。「飲む点滴」ともいわれ、夏バテなど疲労回復にもぴったりなこの甘酒作りについて今回はお話を伺います。

◆山田家に伝わる渋沢栄一の書

その前に、まずは恒例のお宝鑑定。山田家のご先祖が大切にしてきた品を収める蔵から、今回、「500万円」という謎のメモがついた2本の掛け軸が見つかりました。しかも、そこには江戸時代を代表する絵師・円山応挙の名前もあって・・・・・・。長男・弥一郎さんも加わり、その鑑定に大きな期待を寄せた一家ですが、結果は偽物でした。

次いで見せてくれたのが、日本資本主義の父といわれた渋沢栄一が書いたという書です。人のためを思って行動することをすすめる言葉が掛かれたこちらは本物。お墨付きを得て、一安心の正子さんです。

◆味の決め手は麹ともち米

山田屋で作る甘酒は去年は3か月待ちになるほどの人気の品。味の決め手は味噌作りにも欠かせない麹にあるのですが、使っている麹は一般的な麹と少し違っています。多くの場合、“花”と呼ばれるフワフワの麹菌がたくさんついているのですが、こちらの麹にフワフワはあまりありません。麹菌の花を表面ではなく、お米の中に作ることで力強く、元気のある麹になるのだといいます。

そして、もう一つの決め手が「もち米」です。一般的な甘酒は「うるち米」で作るのに対し、こちらではもち米を使います。そのもち米をお粥状に炊き上げ、麹に混ぜているのです。もち米はすっきりとした爽やかな甘さを生み出すそうですよ。

それを一晩寝かせるとドロドロの液体に変化。ここに少しだけ水を加えて濃度を調整し、熱湯で殺菌したら、あとは手で瓶に詰めて出来上がりです。一口いただいた宇賀アナ、「さっぱりしている。おいしい!」と大絶賛。また「粒の一粒一粒大きくてしっかりしていて、食べる甘酒ですね」と山田屋ならでは甘酒の味を堪能しました

◆早すぎたアイデア・・・甘酒誕生秘話

老舗味噌屋に、二人姉妹の長女として生まれた正子さんは、新潟と東京の大学で醸造学を学び、24歳で家業を継ぎました。そんな正子さんが甘酒作りを提案したのは今から20年も前のこと。それまでの経験や知識から甘酒の凄さを知っていたからです。夏場に冷やして飲むスタイルも紹介すれば絶対売れる。その確信を持ってネットショップも立ち上げ、勝負に出ます。

ところが、「ほとんど売れませんでした」。20年前は甘酒は冬に飲むイメージが強く、正子さんのアイデアは受け入れられなかったのです。そして時は経ち、代々続くお味噌も売れない時代に・・・・・・。5代目の夫・克司さん(66)も店をたたむことを考えたといいます。

すると正子さん、「甘酒でもう一度花を咲かせることができれば、何とかなるかな」。自宅のリビングを開放して甘酒の良さを地道にアピールしていきます。すると、「ちょうど甘酒ブームが来ましてね」。ブームに乗って甘酒は3か月待ちの大ヒット。「時代がついてきてくれて良かった」と笑顔で語ってくれました。

 

◆そのときはダメでも準備しておけばいつか役に立つ

甘酒で店を知り、お味噌を買ってくれるお客さんも増えるようになったという正子さん。そんな正子さんの取材を通して宇賀アナが心に残った「女神の一言」は、「その時ダメでも準備をしておけば必ずいつか役に立つ」です。

20年前は誰も見向きもしなかった甘酒ですが、ホームページやネットショップも作って準備していたため、ブームにも乗ることができたといいます。だから、その時はダメでも、準備だけでもしておけば必要になったときに乗り遅れずに済むと話してくださいました。

※蔵元山田屋
住所/新潟県新潟市北区葛塚3119
TEL/025-387-2005
FAX/025-387-2135
営業時間/9:00~17:00
定休日/不定休
その他の商品「あま酒」180ml 300円(税抜)