ホラー作家・背筋が明かす、70万部大ヒット『近畿地方のある場所について』誕生経緯。当初の閲覧数は「1日15とか」
2025.10.03
MCのアルコ&ピースが様々な分野の文化人の人生や本性に迫る、“文化人特化型”人生深掘りポッドキャスト番組『アルコ&ピースの#文化人が1番やばい〜Produced by しくじり先生〜』。
9月30日(火)に配信された同番組には、デビュー作『近畿地方のある場所について』が社会現象を巻き起こしているホラー作家・背筋さんが出演。全くの無名だった会社員が、一夜にして人気作家になるまでの経緯を明かした。
もともと小説家を目指していたわけではなかったという背筋さん。デビューのきっかけは、友人と映画を見た後の“感想戦”だったという。
友人と作品の感想を語るなかで「こんだけ偉そうなこと言ってるけど作れんのかな?」と我に返り、試しにお正月の連休にウェブ小説を書き始めたのがすべての始まりだった。
当初は「続ける気なかった」という背筋さん。完成した話を、自分が書いたとは言わず「すごい面白いの見つけたからちょっと読んでみて」と友人に見せたところ、「悪くないじゃん」と好感触。「誰が書いたの?」と聞かれて「俺」と明かすと、友人に「続き書いてみたら?」と勧められ、執筆を継続することになったという。
ウェブ小説の閲覧数は「1日15とかだった」というが、SNSで話題になり、ついには出版社から声がかかり書籍化。累計発行部数は70万部を突破する大ヒットとなった。
このほか番組本編では、映画版『近畿地方のある場所について』に出演したある芸人との初対面エピソードも明かされている。