北川景子、初の弁護士役に挑戦!バディに北村一輝、夫役にえなりかずき
2018年9月、ドラマスペシャル『指定弁護士』が放送される。「指定弁護士」となった京都の弁護士とバディの検察官が事件の真相と自らの道をつかんでいく本格リーガルドラマとなる本作。
主人公の弁護士・一ツ木唯を演じるのは、北川景子だ。
検察が不起訴とした事案を国民感情に押される形で強制起訴する役割を負うため、この仕事には常に困難が伴う。
事件背景と世論がとても複雑に絡み合った案件が多いためか、弁護士を扱った映像作品は数多く存在するものの、「指定弁護士」という分野に特化した物語についてはほとんど発表されていない。
そんな難題に今回あえてメスを入れたのは、『相棒』『科捜研の女』『名探偵コナン 劇場版』シリーズなどの人気作を手掛けることでも知られる脚本家・櫻井武晴。
事件捜査に絡む繊細で複雑な人間模様を巧みに描く櫻井が、今作でも“贈収賄事件”という現代社会のタイムリーな案件を通して、事件にかかわる人々の心情をリアルに展開していく。
◆北川景子、初の弁護士役に
主人公の弁護士・一ツ木唯を演じる北川景子。これまで数多くの作品に出演してきた彼女が、本作で初めて弁護士役に挑む。
クランクイン前に弁護士や裁判に関する資料と映像を見て勉強してきたという北川は、指定弁護士という特殊な職務について「難しいなと思いました」と率直な気持ちを明かした。その上で監督や監修の先生らと語り合いながら、“真実を追う使命感”を持った唯にしっかりと向き合っているという。
市民からの声に押されて真実を追い求めるなかでぶつかる、数々の困難と厳しい現実…。葛藤し、もがきながらも、弁護士として、そして人間として成長していく唯を北川は一体どのように魅せるのか。
◆バディを組む検察官、演じるのは北村一輝
「指定弁護士」は検察と同等の捜査権を持つが、実際は検察官と共同で捜査を行う。
本作でも北川演じる唯の捜査に協力するため京都地検の人間が派遣され、行動をともにして情報を共有することになる。その唯のバディ役となるのが、北村一輝ふんする橘慎二だ。
また、唯の夫・一ツ木隆司役にえなりかずき、慎二の捜査を手伝う検察事務官・安倍忠一役に生瀬勝久、唯の上司でやがて彼女の前に立ちはだかる弁護士・三塚文則役に中村梅雀が決定。
さらに、唯を「指定弁護士」に誘う弁護士・神林京子を羽田美智子、唯が通うバーのマスターを松重豊、贈収賄事件をめぐる容疑者・田金清造を石橋蓮司が演じるなど、超豪華な俳優陣が物語をより濃く鮮やかに彩る。
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そして北川は、本作について以下のようにコメントを寄せた。
※北川景子 コメント
――台本を読まれたご感想は?
「『指定弁護士』という言葉はニュースなどで知っていましたが、詳しくは全然分かっていなくて。初めて台本を読ませていただいたときは『難しいな』と思いました。
弁護士だけど、“被告人を必ず有罪にする”という目的を持って法廷に立たないといけない。(三塚役の中村)梅雀さんに『露悪趣味だ』と言われるシーンがありますが、確かに何でもかんでも明らかにすることが万人にとっての幸せではないのでは…という気持ちは私自身の中にも正直ありました。
なので最初は“指定弁護士は何にやりがいを持っているんだろう?”と悩んでいたんですけど、監督とお話した際に『唯は“真実を明らかにする”ってことに使命感を燃やしている人なんじゃないかな』と言っていただいて、そこからはその気持ちを大切にして演じています」
――北川さんにとって初の弁護士役でもあります。
「撮影に入る前に、実際の裁判の映像や裁判をテーマにした作品などを見て準備をしました。ただ指定弁護士に関する資料はすごく少なかったので、それについては監修の先生とお話をさせていただきましたね」
――北村一輝さん演じる橘慎二とのバディ感はいかがですか?
「撮影初日に早速、後半部分のシーンを撮りましたけど、自然といろいろな時間を積み重ねてきた2人に見えていたような感じがして。初日にそういう手応えがあったので、このままいけば大丈夫だなと思いました。すごくいいコンビになっているんじゃないかなと思います」
――あらためて今作の見どころを教えてください。
「事件自体はとても難しいですが、基本的には唯という30代の女性が慎二と出会って翻弄されながらも、やがて一人の人間として弁護士としてしっかりと成長していく物語です。
特に普段何かに頑張っている方に見てもらってスッキリしていただけたらうれしいです。そしていつかシリーズになったらうれしいですね。そのためにも、まずは今回の作品に全力を注いでいこうと思います。また見たいと思っていただけるように頑張ります」
※番組情報:ドラマスペシャル『指定弁護士』
2018年9月放送、テレビ朝日系24局