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水谷豊主演、“痛快エンタメ時代劇”第2弾が放送!岸部一徳・檀れいも引き続き出演

直木賞受賞作家・海老沢泰久原作の短編時代小説『無用庵隠居修行』を、時代劇『だましゑ歌麿』シリーズの水谷豊×吉川一義監督のコンビでドラマ化し、昨年好評を博した痛快エンタメ時代劇の第2弾が、2018年秋に放送されることが決定した。

 

◆個性的な3人を軸に、新たな事件・新たなストーリーが展開

©BS朝日

水谷豊演じる主人公・日向半兵衛は、直参旗本の大番士だったが、出世のことしか考えない同僚に嫌気がさし「無用庵」でのんびりと隠居暮らしを始める。

新太郎(田中偉登)を養子にし隠居生活も板についてきたが、長年半兵衛の世話をしている用人・勝谷彦之助(岸部一徳)は、若殿・新太郎の世話をしつつも、なんだかんだと大殿・半兵衛の様子を見に来ては、半兵衛に惹かれている「おてんば」な奈津(檀れい)との縁談を進めようとする。

半兵衛も奈津についてはまんざらでもないのだが、欲を捨て去り隠居をした身。今さら妻を娶る気などないと言い放つが…。

第2弾では半兵衛・勝谷・奈津の個性的な3人を軸に、新たな事件・新たなストーリーが展開。

旅先で寺社奉行の田代孫三郎(本田博太郎)の横暴により、病気にもかかわらず宿を追い出された岡井鉄三郎(上村厚文)・弥八郎(稲葉友)父子を手助けした半兵衛と勝谷。その一件が原因で、父を失った弥八郎は田代を襲撃、自らも重い傷を負い半兵衛の家に逃げ込む。

そんな弥八郎を庇い、奈津の協力を得て弥八郎と許嫁の娘を引き合わせる半兵衛。その怒りは田代へと向けられるが、一方で奈津に縁談が持ち上がり、自らも心穏やかでなくなる。果たして半兵衛は岡井父子の恨みをどうやって晴らすのか? そして奈津の縁談はどうなるのか?

武士らしく生真面目でありながらも隠居しきれない半兵衛、そんな半兵衛の心をもて遊ぶかのようなところも見せる老かいな勝谷、さらにおてんばで無邪気な奈津が絡み、独特のテンポの良さが「無用庵」ならではの世界観を生み出す。

堅苦しい時代劇とは一線を画すコミカルなやり取りも見どころのひとつ。半兵衛らがはびこる悪を退治する、痛快エンターテインメント時代劇だ。

 

◆半兵衛と対決する豪華ゲストにも注目!

©BS朝日

水谷豊、岸部一徳、檀れいが演じる主要キャラクターたちをサポートするメンバーも豪華。

半兵衛の悪行退治に力を貸す元御庭番衆・藤兵衛に田山涼成。半兵衛にとっては奈津以外に気になる女性でもある初花の女将・お咲に中山忍。半兵衛の養子で書院番士・日向新太郎に田中偉登。

そして、半兵衛の理解者でもある火付盗賊改・長谷川平蔵に榎木孝明。半兵衛を高く評価している老中・松平定信に杉本哲太。さらに今回は、権力をかさに着て私服を肥やすなど半兵衛の怒りを買う寺社奉行・田代孫三郎に本田博太郎、田代と結託する蘭応寺の住職・浄源にでんでん、半兵衛らがトラブルに巻き込まれる箱根の宿、三国屋の女将・お豊に岸本加世子が登場。

また、大身旗本の次男で奈津の見合い相手・花村清右衛門に渡辺大、父親の為にも見合いの話を進めて欲しいと言う娘を気に掛ける奈津の母・松田郁に市毛良枝が扮し、ドラマを彩る。そして、前作に引き続き夏木マリが語りを担当、「無用庵」ワールドを魅力的な声で盛り上げてくれる。

 

 

◆出演者コメント

©BS朝日

※水谷豊 コメント
「去年の撮影中にまた出来たらいいなと話はしていたのですが…気がついたら京都にいました(笑)。2本目をお送りすることが出来て良かったです。

隠居したい、欲を捨てたいと思う半兵衛と、そうはさせまいとする側用人の勝谷。そして旗本の娘ですが出戻りの奈津とどうなるか? ということが中心となるドラマです。権力者の松平定信や長谷川平蔵と会うところがまた面白いと思います。

半兵衛も前作より隠居生活が板についてきたという感じはしています。前作を見ている方はより楽しめる部分が増えているのではないでしょうか。

一徳さんとのやり取りはもちろんのこと、今回は半兵衛に対する奈津の積極的なシーンがあるんですよ。僕も演じながら思わず笑ってしまいました。

撮影は楽しいと思うことはあっても、大変と思う事はありません。シリアスなシーンでも、その表現の仕方が軽妙でユーモアがあるんです。原作や脚本もありますが、吉川(一義)監督が面白く撮ってくれるので演じていて楽しいです。

吉川監督は『あまり格調高くやらなくていいよ』と仰るんです。時代劇というと形が先行しすぎて、見ている方の気持ちがついていかないこともあるのですが、監督は人間ドラマを作りたいということもあって格調高くなくやって欲しいと言われる。いわゆる時代劇とは少し違う時代劇なので、皆さんに楽しんでもらえると思います」

※岸部一徳 コメント
「撮影現場ですが、水谷豊さんの用人をしてもいいかなと思うぐらい楽しいです(笑)。あっという間に1日の撮影が終わります。うっかりしたら連続ドラマでもいいんじゃないか、と思うぐらいの面白さというか(笑)。この時代劇は他にはないなと感じています。

僕が勝手に思っているのですが、この作品では現代劇のドラマではあまり見えない水谷豊さんの日常がすごく見える。そそっかしいところとか(笑)、役そのものが水谷豊さんという感じ。そこに面白さが山ほどあるといつも思っています。そこがドラマの魅力にもなっていると思います。

撮影では吉川監督もそうですが、スタッフの皆さんも手順から何から一切省略しない。ここは映らないんじゃないかなというところもきっちりやる。その積み重ねが京都の撮影所の伝統を感じます。

侍の世界なのできちっとしていないといけないのですが、どこか力が抜けた状態で演じることが出来る。普段の侍はこうなのかな、と思う時もあります。そんな感じがいいなと思いますね」

※檀れい コメント
「前作がとても楽しくて、パート2があったらいいなと私も思っていました。こうして水谷さん、一徳さん、監督、スタッフの皆さんにお会いすると、帰ってきたぞ、ただいまという感じで撮影所に入りました。まだ撮影中ですが、密かにパート3があれば、とすでに思っています(笑)。

水谷さんと一徳さんという息の合ったお二人の間にどう頑張っても割り込むことはできないので、奈津が半兵衛を追いかけるように、私もお二人の後ろを追いかけてやっています。

今回も奈津の“おてんば”は健在です。前回ほどではないですけど、ちょっと“おてんば”しましたね(笑)」

※番組情報:時代劇スペシャル『無用庵隠居修行2』
2018年9月8日(土)よる7時~よる8時54分放送、BS朝日