黒柳徹子、涙をこらえながら坂本九さんにメッセージ「もう一度あなたに会いたいです」
MCを務める小泉孝太郎&高嶋ちさ子と特別顧問の黒柳徹子が、藤森慎吾の進行のもと“華麗なる一家=プラチナファミリー”の暮らしぶりをのぞき見する『プラチナファミリー 華麗なる一家をのぞき見』。
8月12日(火)に放送された同番組では、1985年8月12日に事故で亡くなった国民的歌手・坂本九さんの家族が住む自宅を小泉が訪ねた。
VTRを見たあと、スタジオで黒柳はあらためて事故について振り返ると、坂本さんへの思いを語る。その姿は涙をこらえているようだった。
【映像】「もう一度あなたに会いたいです」故・坂本九さんへ黒柳徹子が思いを語る
黒柳と坂本さんは、草創期のテレビを支えた仲間同士。アメリカでミリオンを達成するなど世界中から愛される名曲『上を向いて歩こう』がヒットしたのも、2人が共演し後のバラエティ番組の先駆けとなったと言われる番組『夢であいましょう』だった。
当時から黒柳は坂本さんのことを弟のように可愛がっており、坂本も黒柳のことを「テッコちゃん」と呼ぶ唯一の存在だったそう。番組で当時を振り返った黒柳は「その後も今も、“テッコちゃん”って呼んでくれる人は九ちゃんしかいなかった」と語った。
黒柳は坂本さんの結婚後、自宅を訪問した際に妻で女優の柏木由紀子を紹介されると、そこから親交を深める。そして事故で坂本さんが亡くなったあとは、「いつでもいいから電話してきて」と伝えるほど柏木のことを気にかけ、支えたのだという。
そんな柏木について、黒柳は「随分悲しかったと思うんですけど、2人で一緒によく話しました。電話では話しきれないこともあるので、手紙も書きました。どうやって慰めようかと思って、柏木さんにいっぱいお手紙書いたんだと思います」と振り返る。番組では、柏木が今でも大事に保管している黒柳からの手紙の数々も紹介された。
番組の最後に黒柳はあらためて「本当に辛い出来事で、深く考えると辛くなるので…。あのときは本当に大変でしたよね。いろんなことが一時に押し寄せてきて」と今でも完全には整理できていない心境を吐露すると、「そういうことを言ってると本当に辛くなっちゃって…。なんでしょうね、40年も経ってるのに」と言いつつ、坂本さんにこのようにメッセージを寄せた。
「もう一度あなたに会ったら、それからのことをいろいろ話します。今でも家族のことを心配しているだろうから、みんな元気に育ちましたよ。
もう一度あなたに会いたいです。
いろいろお世話になりました。いろいろ話し合いたかったなって思います」
番組では、『徹子の部屋』に坂本さんが最後に出演したときの映像や、柏木が初めて出演したときの映像も紹介。スタジオで黒柳も懐かしそうな表情を浮かべていた。
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※番組情報:『プラチナファミリー 華麗なる一家をのぞき見』
毎週火曜 よる7:00~、テレビ朝日