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日本のアニソン界を支える“光と闇”のシンガー アニソン評論家も絶賛「とんでもないカリスマ性を帯びている」

今さら人に聞けないような“音楽の基本”から、制作の裏側や専門テクニックといった“マニアックな知識”までを掘り下げる『EIGHT-JAM』。

8月10日(日)の同番組では、およそ1年振りとなるアニソン特集が放送された。

今年の初め、世界でもっとも権威ある音楽賞グラミー賞を運営する団体ザ・レコーディング・アカデミーが「J-POPが2025年に世界的ブームになる」との記事を発表。「昨年頃からJ-POPはアニメにのって世界中に拡散され、ブームになっている」などと、アニソンが世界基準のトレンドであると紹介された。

そこで今回は、おなじみのアニソン評論家・冨田明宏、『ハイキュー!!』『僕のヒーローアカデミア』などのサウンドトラックを担当する作曲家・林ゆうき、『BanG Dream!(バンドリ!)』シリーズで、3DCGなどの最新技術で制作を手掛けるアニメーションプロデューサー・松浦裕暁、最新作『BanG Dream! Ave Mujica』の声優を務める高尾奏音がスタジオに集結。年々進化を止めないアニソン業界に関して徹底解剖した。

今回の打ち合わせの際、冨田は「現在のアニソン界において欠かせない人物は?」という質問に対して、「今、アニソン界には“光の顔”と“闇の歌”を相反する2人がいる。この2人がこれからのアニソン界をさらに盛り上げる存在になるのではないか」と回答。

まず、“光の顔”をもつのは、シンガーソングライターのオーイシマサヨシ。

「彼は新時代のアニソン王と言っても過言ではない。彼が発信したメッセージ、彼が作っている音楽、歌の力はとんでもないカリスマ性を帯びている」(冨田)

そして、アニソン界に欠かせないという“闇の顔”がReoNaだ。

絶望系アニソンシンガーと称する彼女。どこか陰りを帯びたその歌は、アニメソングシーンで異彩を放っている。

そんなReoNaについて、冨田は「若者たちの苦悩や葛藤など社会性を反映した楽曲を発表し、絶大な支持を集めている存在です」と絶賛する。

また、「ハロー、アンハッピー」との標語ももつReoNaだが、絶望系を標榜する理由について、冨田はこのように解説している。

そもそも世の中には失恋に寄り添う曲や応援ソングは多いが、「絶望が体を支配している時に寄り添ってくれる歌は少ない」と感じたことがきっかけだという。

しかし、彼女のメッセージは絶望だけで終わらない。絶望から始まることで、「人生って素晴らしい。世界って美しい」という逆説的な希望を提示している。彼女が「絶望系」と呼ばれる所以は、この“絶望から始まる”スタイルにある。

そして、彼女を「アニソンを愛する人々に寄り添える存在」だと評した冨田は、オーイシマサヨシとReoNaを「陰と陽」のような関係にあると語る。この2人の存在が、「現在のアニソンシーンを支えている」と熱弁した。

このほか、林ゆうきがスタジオで大ヒット作『僕のヒーローアカデミア』の作曲の裏側を解説! そしてサカナクション、米津玄師らによる話題のアニソンについても紹介している。

※『EIGHT-JAM』最新回は、TVerにて無料配信中!(期間限定)

※動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」でも配信中!

※番組情報:『EIGHT-JAM
毎週日曜 午後11:15~、テレビ朝日系24局(※一部地域を除く)

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