テレ朝POST

次のエンタメを先回りするメディア
未来をここからプロジェクト
menu

石原良純が迫る!移住夫婦が、海のない栃木県那須町でハワイアン・カフェを開いたワケ

いま知っておきたい話題や気になるニュースをお届けする朝の情報番組『モーニングショー』では、月~金の日替わりコーナーが放送されています。

月曜日は、石原良純さんが、様々なテーマを立てて楽しむ「散歩」や、第二の人生を「地方移住」で輝かせている方々などを紹介する名物コーナー「良純未来図」をお届け。

7月16日(月)の放送では、栃木・那須町へ東京・巣鴨から移住し、昨年11月にハワイ料理店「ラナイ カフェ」をオープンした田﨑新一(たさき・しんいち)さん(66)・康子(やすこ)さん(52)夫妻に、石原さんが迫りました。

 

◆栃木・那須町へ移住して“ハワイ料理店”をオープンした田﨑新一さん・康子さん

おふたりが暮らす那須町の近くにある「那須高原」は7月の平均気温がおよそ20℃で、避暑にはもってこい。東京から新幹線でおよそ1時間半というアクセスの良さも手伝い、人気のエリアとなっています。自称「中年サーファー」の新一さんが海から遠く離れた那須町へ移住してきたのは、「海と同じくらい山も好きだから」なんだそうです。

◆新一さんが一目惚れしたというカフェ店舗

案内していただいた「ラナイ カフェ」は、ハワイ州の州旗が飾られていたり、現地まで行かないと入手できないアイテムが置かれていたり、ハンモックが置かれていたりと、南国ムード満点! 店舗にしているのは新一さんが一目惚れをしたという、広さおよそ30坪の中古物件だそうです。隣接する住まいは1LDKの平屋で、移住と新規開業にかかった費用は3000万円程度だったといいます。

◆南国風テラスでいただくハワイの家庭料理

「スペアリブ」1728円、「アヒポケ」756円(共に税込み)

石原さんは、ご夫妻自慢の南国風テラスで、ハワイの代表的家庭料理「アヒポケ」をいただきました。アヒは現地語で「マグロ」、ポケは「切り身」のことなんだとか。しょう油を効かせたハワイ風“漬けマグロ”なんですが、濃厚な卵の黄身の味わいと相まって、石原さんは「美味しい!」と感嘆の声をあげました。

一緒にいただいたのは、じっくり煮込んでから塩コショウのみの味付けで焼き上げたという「スペアリブ」。とても柔らかいそうで、こちらも石原さんは大いに気に入った様子です。

◆新一さんが海のない那須町でハワイアン・カフェを開いた理由

新一さんは今でこそハワイ料理店のオーナーですが、巣鴨にいた頃は“そば店”を経営していたそうです。当時は「早朝4時から仕込みを始めて深夜まで働く」という多忙な日々を送っていましたが、ハードワークのせいで体調を崩しがちだったといいます。

実はおふたりは再婚者同士で、共通の趣味である「ハワイアン・ミュージック」のライブ会場で知り合って意気投合し、昨年8月に結婚したばかり。「店をたたんで移住する」と聞かされた康子さんは当然ながら驚きましたが、それが新一さんの前々からの夢であることを知り、夫の希望を尊重したといいます。

「海のない那須町でハワイアン・カフェ」というのはミスマッチのように見えますが、なぜ新一さんはあえてこの土地を選んだのでしょう? 実は新一さんは趣味の「ゴルフ」と「釣り」を楽しむべく、以前から那須町を訪れていたのですが、その際にフラダンスのイベントが開催されているのを見たといいます。

実は那須町では東日本大震災の復興支援をきっかけに、フラダンスのイベントを毎年開催するようになっていたのだとか。それに合わせて愛好者人口も増えていったそうなので、新一さんは「ここでハワイアン・カフェをやったら受けるのではないか」と思ったといいます。

◆夫婦の時間を最優先して“ほどほどの売り上げ”を目指す新一さん

フラダンスが盛んな町に生まれた「ハワイ好きが集える店」は、固定ファンを増やしているそうです。とはいえ、まだ軌道に乗ったとは言い難く、月の売り上げ目標である「50~60万円」の半分程度(30万円前後)しか稼げていないといいます。そんな状況から抜け出すべく、新一さんは地道な努力を続けています。少しでも知名度が上がるようにと、近隣のお店を回っては「ラナイ カフェ」のショップカードを置いてもらっているのです。

とはいえ「大幅な売り上げアップ」を望んではおらず、あくまでも「食べていくのに困らない程度になれればいい」のだとか。ご夫妻はまだまだ新婚ホヤホヤなので、最も大切にしたいのは「夫婦の時間」なのです。石原さんは、そんなアツアツなおふたりのお気に入りの場所へ案内していただきました。そこは、“恋人の聖地”の異名を持つ「那須高原展望台」。夜には満点の星空が眺められる、ロマンチックな絶景スポットなのだそうです。

移住生活にはおおむね満足できているおふたりですが、たったひとつ「想定外の恐怖」があるんだとか。それは、毎夜聞こえてくる「ライオンの遠吠え」です。実はおふたりの住まいは「那須サファリパーク」の入口から「徒歩1分」という近距離なんだとか! そのため、夕方を過ぎるとライオンたちが一斉に、仲間を呼ぶための遠吠えを始めるんだそうです。とはいえ、今ではだいぶ慣れてきたそうで、康子さんも「もう来ちゃったんだから、頑張るしかない」と明るく笑っておられました。

※ラナイ カフェ
住所/栃木県那須郡那須町高久乙3511-14
TEL/0287-73-5219
定休日/木曜
営業時間/9:00~19:00

※那須町への移住に関する問合せ先「那須町役場 移住相談窓口(ふるさと定住課)」
TEL/0287-72-6955
受付日時/月曜~金曜の8:30~17:15(土曜・日曜・祝日・年末年始は休業)

※ラナイ カフェのショップカードを置いている生活道具店「WHITE NOTE」
住所/栃木県那須郡那須町高久乙594-81
TEL/0287-73-8300
定休/毎週金曜(祝日、8月、年末年始は営業) ※夏季(7月21日~9月6日)は無休
営業時間/10:00~17:00

※那須高原展望台(恋人の聖地)
住所/栃木県那須郡那須町大字湯本
TEL/0287-76-2619(那須町観光協会)
定休日/なし
営業時間/時間指定なし

※那須サファリパーク
住所/栃木県那須郡那須町高久乙3523番地
TEL/0287-78-0838
定休日/年中無休
営業時間/9:00~17:00(平日)、8:30~17:00(土・日・祝)※季節により変動があります
入園料金:大人(中学生以上)2800円、子ども(3歳~小学生)1900円

はてブ
LINE
おすすめ記事RECOMMEND