テレ朝POST

次のエンタメを先回りするメディア
未来をここからプロジェクト
menu
守備でファンを最高潮に沸かせる。バスケ日本代表・ハーパージュニアの“鬼ディフェンス”の原点は「河村勇輝との1対1」

守備でファンを最高潮に沸かせる。バスケ日本代表・ハーパージュニアの“鬼ディフェンス”の原点は「河村勇輝との1対1」

8月5日よりサウジアラビア・ジッダで開幕した「FIBAアジアカップ2025」。

54年ぶりとなるアジアの頂点を目指すバスケットボール男子日本代表の注目選手を紹介。

今回は、相手から決して離れない“鬼ディフェンス”で観る者を魅了する、ジャン・ローレンス・ハーパージュニア選手(22歳/サンロッカーズ渋谷)だ。

ファッション好きで、髪型はこだわりのコーンロウスタイル。好きな食べ物は母親のつくるタコライスという、この22歳の若者。

そんな彼は、コートに出ると“特別な武器”で会場を大いに沸かせる。相手に粘り強くついて抑え込むディフェンスだ。

©FIBA

その特徴は、抜け出されてもとにかく追い回すこと。ハーパージュニア選手は自身で、「あまりスティールをしない。アグレッシブに、絶対に自分がついている人にやられないのが(自分のディフェンスの)特徴」と話し、「(シュートの制限時間の)24秒のブザーが鳴って相手がまだシュートを打ちきれていない時が一番気持ちいいですね」と語る。

フィジカルや身体能力の高さを活かしているだけでなく、味方のポジショニングや相手の思考まで分析したうえで動きを決める彼のスタイル。ファンからは“鬼ディフェンス”と呼ばれており、守備で会場を最高潮まで沸かせられる稀有な選手だ。

今年2月23日に行われたアジアカップ予選・モンゴル戦で代表デビューを果たしたハーパージュニア選手は、初出場とは思えないほど積極的なプレーを見せ、持ち味のディフェンスで日本代表に流れをもたらした。

トム・ホーバスヘッドコーチは「特別なディフェンダー」と高く評価し、所属するサンロッカーズ渋谷のチームメイト・ベンドラメ礼生選手も、「5秒間、1対1を止められる人はいると思うんですけど、24秒のうちほとんどをボールマンについて動き続けてるなかで、最後までシャットアウトするってのはすごいなって思います」と手放しで称賛している。

◆原点は、先輩・河村勇輝との“1対1”

そんなハーパージュニア選手の“鬼ディフェンス”の原点は、福岡第一高校、そして東海大学でずっと1年先輩だった河村勇輝選手との1対1にあった。

2人は練習の前後で何度も1対1をやってきたといい、中学までのポジションはセンターで高校からPGになったハーパージュニア選手は、河村選手から動きを学んだという。

ハーパージュニア選手は、「今考えてみたら、あんなに動く(河村)勇輝についていって、その後走って…。それがあったからこそ、自分の今のスタミナやディフェンスの力がついた」と当時のことを話し、「高校、大学で3~4年マッチアップしたけど、1~2回しか止められなかった」と振り返っている。

河村選手とは家族ぐるみの仲で、今でもよく連絡を取り合うというハーパージュニア選手。最強の先輩との練習で鍛えられてきた“鬼ディフェンス”でアジアカップの会場を沸かせる姿を見るのが待ちきれない。

※放送情報:「FIBA男子アジアカップ2025
テレビ朝日系列地上波・ABEMAにて生中継
8月8日(金)よる8時 グループステージ第2戦 日本×イラン
8月10日(日)よる7時58分 グループステージ第3戦 日本×グアム
8月12日(火)準々決勝進出決定戦 ※日本進出時
8月17日(日)決勝/3位決定戦 ※日本進出時

はてブ
LINE

トピックスTOPICS

おすすめ記事RECOMMEND