「途方もない仕事を引受けてしまった」カナダ・リッチモンドで“歴史の遺物”を修復する男性
2025.07.25
世界各国の美しい港町や風景を伝える番組『港時間』。
7月19日(土)放送回では、カナダ・リッチモンドが特集された。
【映像】「途方もない仕事を引受けてしまった」カナダ・リッチモンドで“歴史の遺物”を修復する男性
バンクーバーに隣接する川の町・リッチモンド。この町で、木造船の修復を専門とする工房「フェイバリット・ボートワークス」を訪ねた。
オーナーのライルさんは、私たちを見るなり「途方もない仕事を引受けてしまった」と、楽しそうに笑った。
その途方もない仕事とは、1935年に造られた木造船の修復。現存する最後の北極圏毛皮貿易船であり、カナダ海洋史の生きた遺物とされる船だ。
船体は老朽化が進み、修復というより一から作り直すような難しい仕事だそう。それでも、ライルさんは「やりがいがある」と、前向きな姿勢を見せる。
木造船が大好きなライルさんは、いつでも作業に取りかかれるよう、工房の2階に住んでいるという。
そんな仕事の合間にコツコツ進めているのが、1981年に造られた愛艇の修復だ。
こちらも船体が傷んでおり、「もう6年も修復しているんだ」と、やはり楽しそうに教えてくれた。
ライルさんは「この船で航海することが夢」と語る。
木造船に惜しみない愛を!
なお、次回7月26日(土)放送の『港時間』では、カナダ・バンクーバー島のカウチンベイマリーナを特集。
カナダで現存する最も古い運航可能なヨット「ドロシー号」。その元オーナーを紹介する。
※『港時間』最新回は、TVerにて無料配信中!(期間限定)
※番組情報:『港時間』
毎週土曜 よる10:54~11:00、テレビ朝日
(ABCでは毎週金曜 よる11:10~、メ~テレでは毎週日曜 午後5:25~に放送)