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“ポツンと一軒家”までの道が倒木、落石、通行止め…まさかの展開の果てに夫婦の物語も

日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』

6月29日(日)は、ゲストに中村アンと小澤征悦を迎えて放送される。

群馬県の山奥に広大な敷地が切り拓かれ、その敷地内にポツンと一軒家を発見。敷地を分断するように道が1本通っているが、あたりには木々が延々と続いている。

最寄りの集落へと向かう捜索隊は、道すがらトラックで作業中の男性を見つけ、衛星写真を確認してもらうことに。

すると、「ここは…“牛飼い”の人がいる牧草地かな?」と心当たりがあるよう。捜索隊は確認のためにも牧草地を目指すべく集落からの行き方を確認するが、現在は林道が土砂崩れのため「通行不能になっているかもしれないです」という。

その言葉通り、集落から林道へ入ると、「全面通行止め」の看板が目に飛び込んでくる。通行止めは6キロ先からとのことで、捜索隊は「行けるところまで行ってみましょう」と林道を進んでいくことに。

しかし、林道の状態はかなり酷く、いたるところに倒木、落石がそのまま残されていた。そんな危険な林道をしばらく進むが、巨大な倒木が道をふさいでおり、これ以上は進めない状況に。

捜索隊はいったん山を下り、麓の集落にあるというポツンと一軒家の男性の自宅へと向かうことに。

76歳の夫と69歳の妻の話によれば、集落で酪農業を営んでいた当時、乳牛の飼料となる牧草が大量に必要なため、山奥の20ヘクタールもの広大な土地を借りて牧草地にしたのだという。ただ、その酪農業は3年ほど前に廃業したそうだ。

牧草地は通行止めの手前にあり、今も手入れをしているという夫婦。しかも、夫が「道をふさいでいる倒木は片づけておきますよ」と1週間後に牧草地を案内してくれることに。

捜索隊が再訪すると倒木は片づけられており、尾根近くに広大な“草原”が広がっている。広大な牧草地には、衛星写真では確認できなかったポツンと残された一軒家があり、かつては足尾銅山とも深い関係があったというこの土地の歴史も紐解かれていく。

そして、酪農に力を注ぎ続けた夫婦の物語も。「牛が大好きですし、まだまだ酪農をしたいんです」と語る妻に、夫は「私の代で酪農が終わってしまったのは、少し寂しい気持ちもありますが…。これからは、牛飼いの世界ではなくてね、私たちの知らない世界に夫婦で旅に出てみたいんです」と笑顔を見せる。

※番組情報:『ポツンと一軒家
2025年6月29日(日)午後7:58~午後8:56、ABCテレビ・テレビ朝日系列にて全国ネット