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『特捜9』撮了!井ノ原快彦、涙声で「寺尾さんの言葉が僕の宝物になった…」

井ノ原快彦主演のドラマ『特捜9』がついにクランクアップ。3カ月間“特捜班”として全力で走りきったキャストたちが涙ながらに作品、そして仲間への思いを語った。

©テレビ朝日

 

◆特捜班メンバー感極まって涙!「本当に愛しいチーム」

この日、まず特捜班のセットでクランクアップを迎えたのは羽田美智子、吹越満、津田寛治、田口浩正、山田裕貴、原沙知絵の6人。実は、井ノ原快彦と寺尾聰の2人は最後に警視総監室セットでの撮影を残しており、時間差でのクランクアップとなった。

最終回は、法務大臣夫人が刺殺された事件を追うなか、9係が解散させられた“1年前の事件”と寺尾演じる宗方が警察を辞めることになった“5年前の事件”の真相が浮かび上がってくるという謎に満ちたストーリーだが、特捜班そろっての最後のシーンは未来を予感させる、和やかな場面。

抜群のチームワークを誇る特捜班らしく撮影はスムーズに進み、最後のカットを終えた直後、「これにて、特捜班は終了!」と監督から声がかかると、スタジオから一斉に大きな拍手が。その後スタッフから大きな花束を贈られたキャストたちは、それぞれ感無量の面持ちで感謝の思いを口にした。

©テレビ朝日

井ノ原&寺尾のバースデーセレモニーでも涙を流した山田は「このドラマに参加させていただいたことは自分にとって、ものすごいご褒美だなと思いながら日々、演じさせていただきました。もし続きがありましたら、どうか新藤をクビにしないでください!」と、またまた涙ながらに懇願。そこに井ノ原がやさしくティッシュを差し出す、という一幕も。

山田の涙につられたのか、その後は涙を浮かべながらのあいさつが続き、クールな吹越満が「今、ものすごく寂しい気持ちです…」とサングラスの奥で涙を光らせると、羽田が「…まさか…やめて!!」と、もらい泣き。羽田もまた、「12年間でここまで成長を遂げたイノッチの姿はまぶしくて美しくて、頼もしかった! 本当に愛おしいチームだなと実感しています」と涙をこらえながらコメントした。

 

◆井ノ原快彦、万感の思いで寺尾聰とハグ!

そしてついにラスト、井ノ原と寺尾は警視総監室でのシーンに臨み、すべての撮影が終了! 第1話で特捜班に任命されたのもこの警視総監室であり、最初から最後まで演じきった井ノ原は「OK!」の声がかかると、寺尾と向き合い、がっちりハグをかわした。

“主任”として、そして“座長”として『特捜9』を引っ張ってきた井ノ原は「この3カ月、主役ってどういうものなのだろうと、自分に問いかける日々でした。でも“お前が主役だからオレは出るんだ”と寺尾さんに言っていただけたことが、何よりも僕の宝物、そして力になりました」と途中、涙で声を震わせながらも爽やかな笑顔で語り、そのあいさつを聞いてすすり泣くスタッフも…。

寺尾はそんな井ノ原を頼もしそうに見やり、「今、ハッキリわかるのは井ノ原快彦が主役として、“太さ”を見せてくれるようになったこと。これからの井ノ原快彦がとても楽しみです!」とやさしい笑顔で井ノ原を称えた。

 

◆初刑事ドラマのジャニーズJr.宮近海斗もクランクアップ!

また、井ノ原ら特捜班メンバーのクランクアップから遡ること数日、新人鑑識課員・佐久間朗(さくま・あきら)役を熱演してきたジャニーズJr.宮近海斗も撮影終了。

先輩の井ノ原から「今日で最後です! ありがとう!」と花束を贈られた宮近は充実感いっぱいの表情で「最初はとても緊張したのですが、毎回、現場に来るのが楽しみでした。自分自身、もっともっと成長して、次に皆さんとお会いするときは、“朗くん”じゃなくて“朗さん”になれるよう頑張りたいと思います!」と挨拶。

羽田が「それは、本物の“あきら”さん(=寺尾聰)がいらっしゃるから、なかなか難しいかもね(笑)」と応じると、スタジオは大爆笑。最後はその“本物のあきらさん”こと寺尾と並んで記念撮影をしてもらい、大感激していた。

※番組情報:『特捜9』最終回 15分拡大スペシャル
2018年6月13日(水)午後9:00~午後10:09、テレビ朝日系24局