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橋爪功、捜査を引っ掻き回すウザい検事に!真野恵里菜らユニークな面々そろう

6月10日(日)、橋爪功主演のスペシャルドラマ『検事・悪玉』が放送される。

©ABCテレビ

橋爪が演じるのは、偏屈で口は悪いが捜査能力は天才的という異色の検事・通称「アクダマ」。東京地検・検事という立場にも関わらず、捜査の最前線に立って現場を動き回り、謎に満ちた事件を解決していく。

また、橋爪の相棒役となる警視庁捜査一課の若手刑事に真野恵里菜、橋爪と抱腹絶倒のやりとりを繰り広げる東京地検・事務官に六角精児と、ユニークな面々がそろう。

そして、橋爪演じるアクダマに異常な対抗心を燃やす警視庁捜査一課管理官・通称「シニガミ様」を木下ほうかが演じる。橋爪と繰り広げる丁々発止の演技も見どころのひとつだ。

 

◆あらすじ

阿久田正紀(橋爪功)は、東京地検に所属する風変わりな検事。検事という立場でありながら事件の最前線に出向き、捜査を引っ掻き回すことから、「アクダマ」と呼ばれ、現場の刑事たちから疎ましがられている。

かつて戦隊ヒーローとして人気を博し、いまは参議院議員をめざすタレントの葛西修平(金子昇)が、駅前広場で演説している最中、木々の間に仕掛けられた火薬が破裂し、葛西や聴衆たちに硫酸が降り注ぐ事件が発生。硫酸を顔に浴びた葛西は悲鳴をあげてのたうち回り、駆け寄った議員秘書の村上祐一も火傷を負うなど、広場はパニック状態になる

現場に駆けつけた警視庁捜査一課の警部・宮原哲司(山崎一)や若手刑事の善田まなみ(真野恵里菜)らは、木の枝にくくりつけられた和紙に書かれた『苦しみを知れ』という言葉を犯行声明とみて無差別テロと推理。現場では戦隊ヒーローのファンで街頭演説を聞きに来ていた東京地検・事務官の木暮省吾(六角精児)も救急隊の診察を受けていたが、そこに遅れてきた東京地検・検事のアクダマこと阿久田正紀(橋爪功)は、現場に飛び散った硫酸の濃度に差があることから、これは無差別テロではないと断言する。

葛西の病室を訪ねた阿久田は、「日本を良くしたいから政治家になろうと思った」と語る葛西に対し、「戦隊もので一世を風靡したものの、その後は泣かず飛ばす…政治家になれば話題になり尊厳も保てる」「タレント議員なんて大半はそんなもん」と言い、葛西を怒らせる。

主婦層の人気も高いことから勇名党の公認候補となった葛西だが、「落ち目のタレントが議員になって、報酬に血税が使われるのをよしとしない人間がいるのは当然」というのが阿久田の考えだった……。

©ABCテレビ

そして今回の事件に対し、阿久田と同様、「無差別テロを装い、演説中の葛西を狙った犯行」と推理していたのが、警視庁捜査一課管理官の志神恭司(木下ほうか)。敵味方構わず検挙し、彼が通った後には屍が横たわるということから“シニガミ様”と呼ばれている。

阿久田とも旧知の仲の志神は、阿久田が現場に出ていることを知ると、「今回の指揮は私が執る」と宣言。志神と再会した阿久田は、「シニガミ管理官も捜査に参加されるなんてワクワクしますわ」と挑発。志神も「私の邪魔をしたら容赦なく消す」と宣戦布告する。

そんな志神が傷害罪で逮捕したのは、幸福叶界の代表で“界王様”を名乗る最上信子(床嶋佳子)。幸福叶界は、『日本人の幸福を叶えるため、悪しき政党を強行に排除する行動も辞さない』と主張する団体で、補償費の削減や介護報酬の引き下げを推進する勇名党に対し、何度も抗議デモを行っていた。最上のように疑わしい人物を別件逮捕して締め上げるのが志神の常套手段だった……。

そんな中、残忍なテロ行為を許せないとし、もし幸福叶界が関与しているなら「今すぐにでも潰すべき」と報道陣に語っていた勇名党の年配議員、佐山高志が夜の公園で胸を杭で刺されて殺害される事件が起こる。

杭に巻き付けられた和紙には『苦しみを知れ』という言葉が記され、葛西の事件と同一犯の可能性が高いと推測された。そしてまなみから報告を受けた阿久田は、被害者の佐山が殺害される前、秘書に電話するのではなく、『公園に来い。怪しいのがいる』というメールを送っていたことに不審を抱く。

©ABCテレビ

佐山が幸福叶界を非難した直後に殺害されたことから、志神は拘留中の最上に対し、「『苦しみを知れ』っていうのは、勇名党に対してのメッセージですか?」と迫る。一方、幸福叶界の本部を訪ねた阿久田は、最上らの活動を「完全な洗脳」と非難。「人の信じる力は偉大」と最上が阿久田らの目の前で見せた界王様のパワーも「インチキだ」と吐き捨てるが、その帰り道、阿久田は何者かに襲われるのだが……。

※番組情報:スペシャルドラマ『検事・悪玉』
2018年6月10日(日)午後9:00~午後11:05、 ABCテレビ・テレビ朝日系列24局