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“命”を左右する究極の選択…“救難員”内野聖陽、決死の雪山救助に「正解がなさすぎて苦しい」<PJ ~航空救難団~>

航空自衛隊全面協力のもと圧倒的スケールで描くテレビ朝日初のレスキュー大作『PJ ~航空救難団~』。15年ぶりにテレビ朝日の連ドラ主演を務める内野聖陽が、型破りで熱い主任教官・宇佐美誠司を演じている。

本作の舞台は航空自衛隊・小牧基地。空曹長である宇佐美は、“人命救助最後の砦”と称される航空救難団に所属する救難員(通称PJ/パラレスキュージャンパー)を目指す学生たちを指導していく。

6月12日(木)に放送された第8話では、宇佐美が過去に雪山で遭難した沢井仁(神尾楓珠)たちを救助したときの詳細が明らかに。悪天候のなか膝を負傷しても必死に沢井の父・上杉幸三(和田正人)を助けようとする宇佐美の姿に、SNS上で「大変な仕事だ…」「泣いちゃう」と反響が相次いでいた。

◆宇佐美が膝を壊した原因が判明

第7話のラストで、12年前に雪山で遭難したとき自分を救った救難員が宇佐美だったと知った沢井。第8話では、沢井が宇佐美や同じく救助活動にあたっていた滝岡賢(長谷川朝晴)にそのときの詳しい状況を尋ねた。

当時子どもだった沢井を発見し、無事救難ヘリコプターに収容した宇佐美たち。しかし父親の上杉は、沢井と同じ場所にはいなかった。

悪天候で救難ヘリが帰投せざるを得ないなか、宇佐美は“ある理由”も相まって、操縦士の滝岡に「待ってくれ、10分捜索させてくれ」と頼んだ。

宇佐美は目印の布が巻かれていた木の近くに上杉がいる可能性が高いと予想し、「捜索範囲は限られている」と説得。滝岡は彼を信じて雪山に降下させたが、悪天候によって着地時にバランスを崩した宇佐美は膝を負傷してしまった。

それでも宇佐美は足元の悪い雪道を進み、ついに上杉を発見する。上杉は木に登って目印を巻いた際に転落したようで、頭から出血していた。

救難ヘリがすぐに戻って来られないなか、宇佐美はこのまま救難ヘリを待つか、自力で下山するか、上杉の命がかかった究極の選択を迫られる。宇佐美は急変する天候や日没時間、そして上杉の体力などを考え、下山することを選んだ。

膝の痛みがあるなか、宇佐美は「上杉さん聞こえるか?家に帰るぞー!」と大きな声で励ましながら雪道を進んでいった。

しかし、下山途中で上杉の呼吸が止まってしまう…。宇佐美は「戻ってこおおおい!」と懸命に蘇生を試みるも、上杉は息を吹き返さなかった。

当時を振り返った滝岡は「俺たちも基地に戻ってすぐには現場には戻れない状況で、宇佐美が親父さんを背負って下山するという判断は間違ってなかった」といいつつも、「ただあの雪のなか、膝を壊してなかったら結果は違ったかもしれない」と語る。そのとき正しいと思う選択をしても必ずしも人命を救えるとは限らない、救難員の過酷さを痛感させられた。

ついに12年前の雪山での詳細が明かされ、SNS上には「辛すぎるな…」「背中で亡くなるの…きついなぁ」「正解がなさすぎて苦しい」と多くのコメントが寄せられていた。

そして次回、いよいよ迎える最終回で、宇佐美が受けもつ学生たちはどのような未来を迎えるのだろうか?

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※動画配信プラットフォーム「TELASA(テラサ)」では過去回も含めて配信中!

※番組情報:『PJ ~航空救難団~
毎週木曜よる9:00~、テレビ朝日系24局