竹内涼真&木村文乃&北村一輝、“人生の流儀”明かす!ドラマ『看守の流儀』会見を開催
「このミステリーがすごい!」大賞受賞作家・城山真一氏による珠玉のヒューマンミステリーを竹内涼真主演で初映像化する、6月21日(土)放送のテレビ朝日ドラマプレミアム『看守の流儀』。
同ドラマの囲み会見がテレビ朝日本社内で開催され、主人公の熱き刑務官・宗片秋広を演じた竹内をはじめ、謎深き上級刑務官・火石司役の木村文乃、冷酷無比な処遇部長・蒲田潤一役の北村一輝が登壇。
撮影秘話を語り合ったほか、タイトルにちなんで自身が大切にしている“人生の流儀”を発表した。
◆“刑務官”の情熱にスポットを当てたミステリー
『看守の流儀』は、石川県金沢市にある“加賀刑務所”を舞台に、さまざまな事情を抱えた受刑者たちと彼らの更生に全力を尽くす刑務官たちの姿を描く、感動の刑務所ヒューマンミステリーだ。
主人公の宗片秋広(竹内涼真)は「受刑者を信じ」、「彼らに生きる希望を与えることこそが看守の使命」という“流儀”を貫く熱き刑務官。
しかしある夜、宗片がひとりの受刑者にかけた“ささやかな温情”が、刑務所の体制をも揺るがしかねない大事件を引き起こすことに――。
宗片は、“特命”を帯びて加賀刑務所に赴任してきた上級刑務官・火石司(木村文乃)とともに事件の真相解明に挑んでいくが、2人の前には宗片とは対照的に“受刑者を信じない”流儀を持つ冷酷な処遇部長・蒲田潤一(北村一輝)が立ちはだかる。
緻密で巧妙なミステリーに濃厚な人間ドラマがからみあい、令和版『ショーシャンクの空に』ともいうべき、すべての人の背中を押す“希望と再生の物語”が展開していく。
◆竹内涼真、京都での撮影秘話を明かす
この作品は約2年前、東映京都撮影所で撮影されたが、会見では京都での長期間にわたる撮影のウラ話が明かされた。
竹内は約1カ月間におよんだ撮影期間中、日課のトレーニングを継続していたと告白。
「SNSで京都のトレーナーさんを探して、自分でDMを送りました。1カ月間、身体を見てほしいと頼んで、撮影の合間や撮影終わりにトレーニングに通っていました。彼には最初、詐欺かと思ったと言われました(笑)」と話し、そんな竹内の行動力に北村は「スゴイ時代だな。知らなかった!」とビックリ。
木村は「今までの京都の撮影ではホテルに戻ったら部屋から出ないことも多々ありましたが、今回は竹内さんがおいしいお店の話を日常的にしてくださっていたので、私も試してみるのが楽しくなって…」と、竹内の影響で食生活が充実していたと語り、北村も「京都は東京で撮影するのとは違って食事に行く機会も増えるし、チームになりやすい。今回もみんなで合宿しているような気分で撮影しやすかったですね」と濃密な撮影を振り返った。
◆3人それぞれの“人生の流儀”明かす
なんといっても会見が盛り上がったのが、タイトルにちなんでそれぞれの“人生の流儀”を表明した場面。
竹内は「自分自身、こだわっているところはいっぱいあるのですが、やはり“食事”ですかね…。僕は絶対に“今日、自分に必要だと思ったもの”を食べないと気がすまないので、“今日はこれでいいや”と適当にすませる日が1日もないんです。だから日々、死ぬ気でお店を探しています(笑)」と食事に妥協しない“流儀”を打ち明け、2人を驚かせていた。
木村は、竹内がインタビューで語っていた言葉に感銘を受けたと話し、「以前、竹内さんが“どうせ同じ1日を過ごすんだったら、楽しいほうがいい”とおっしゃっていたことが、私のハートにめちゃくちゃ刺さりまして…。それを自分の流儀にしたいと思っています」と宣言。
最後に答えた北村は「同じことを言われちゃいました(笑)」と苦笑いしながら、「僕の流儀は“ただ楽しく生きられたら、それでいい”です。たとえば作品づくりではさまざまな考え方がぶつかりますが、まずは楽しんで柔軟にやるということ。最後まで諦めず、とにかく楽しまなきゃっていう思いが、いい方向に物事を進めるんじゃないかと思っています」と持論を語っていた。
◆木村文乃&北村一輝が“座長”竹内涼真を絶賛
また、“すべての人の背中を押す希望と再生の物語”という本作のキャッチフレーズにちなんで、取材陣から「自分の背中を押してくれた人は?」という質問が飛び、竹内、木村からは本作の演出を手がけた深川栄洋監督の名前が。
木村は、「この作品、タイトルだけ聞くと重厚なイメージがあると思いますが、見はじめるとあら不思議。みんなが必死になって生きている様がクスッと笑えてくるんです。“本気でふざける”という領域まで連れて行ってくださったのは、深川監督。監督でなければ、もっと違う作品になっていたと思います」とリスペクトを込めて語る。
竹内もまた、「深川監督の演出は、“こういう方向性もあるのか!”と、いつも現場でサプライズをもらっているような感覚でした。監督がよくおっしゃっていたのは“無責任に演じてみてください”ということ。普段はダメだと思って制限していることもお芝居のときは開放していいんだと言ってくださり、背中を押してくださいました」と感謝の言葉を口にしていた。
竹内はもうひとり、よく食事に行くという先輩俳優・唐沢寿明の名も出し、「唐沢さんとはだいたい意味のない話で盛り上がるのですが、2~3時間にひとつ、めちゃくちゃ名言が飛び出すんです。なるほどと思ったのは、“なんでも許すことが大事”という言葉。それが僕の中にずっと刺さっていて、自分が熱くなったり、カッとしたりしたときは、“まず許そう”と言い聞かせています」と、唐沢からのアドバイスを心に留めていることを明かした。
このほか、本作で竹内と初共演した木村と北村が、“座長”竹内の印象を明かすひと幕も。
木村は「竹内さんはコミュニケーションを取るのが上手で、キャストだけじゃなくてスタッフや関係者とも、わけ隔てなくお話しされるんです。私に対しても兄弟のような感じの距離感で接してくださって、おかげで楽しく現場にいることができました。主演ってこういうことなんだと学ばせていただきました」とべた褒め。
北村も「竹内くんは俳優や芸能人というよりも、“素”の人間。常にフラットで隔てなく自然体。すごく気持ちがいい人」と人柄を絶賛していた。
豪華実力派キャストが刑務所内外に渦巻く人間ドラマを濃密かつ繊細に紡いでいく感涙必至のヒューマンミステリー『看守の流儀』――。6月21日(土)の放送に注目だ。
※番組情報:テレビ朝日ドラマプレミアム『看守の流儀』
2025年6月21日(土)よる9:00~、テレビ朝日系24局
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