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ジョニー黒木、かつてのライバル田口壮の息子と勝負!約10年ぶりのピッチング

6月3日(日)に放送された『ビートたけしのスポーツ大将』3時間スペシャルの「野球対決」に、元千葉ロッテマリーンズのジョニー黒木こと黒木知宏が登場。

関西・東海地区から選ばれた中学生最強スラッガー3人と対戦し、「中学生クリーンアップが3アウトを取られるまでに何点とれるか?」というルールで対決を行った。

©テレビ朝日

現役時代は闘志あふれるピッチングから“魂のエース”と呼ばれていた黒木。肩や肘のケガと戦いながらのピッチングはファンの涙を誘うこともあった。

ケガの影響などで現役を引退した後は、解説者を経て昨シーズン終了まで北海道日本ハムファイターズの一軍投手コーチとして活躍。現在MLBロサンゼルスエンゼルスで活躍する大谷翔平選手の“二刀流”を支えるなど、数々の若手投手を育ててきた。

とはいえ、そのコーチ時代も「ピッチングはしていない」という黒木。「マウンドから硬球を真剣に投げるのは引退試合(2008年3月)以来ではないかと。10年ぶりぐらいですか…」と、投手として長いブランクがあることを打ち明けた。

「マウンドの傾斜、スパイクでのピッチングは本当に久しぶり。打者を相手に投げるのはぶっつけ本番、という感じでした。でも正直楽しかったですね(笑)」と黒木は話す。

また、オリックスやMLBで活躍した田口壮氏(現・オリックス二軍監督)の息子・田口寛(かん)君にタイムリーを浴びるなど2点を失ったが、「出演依頼をいただいたときから1カ月半ほど、キャッチボールやランニングなどトレーニングをしてきました。何もしないまま子供たちに投げるのは失礼ですから。結果的にはなかなかうまくいかなかったですけど、でも良かったと思います」とうれしそうな笑みを見せた。

マウンドでは現役時代さながらに1球ごとに気合いのこもった声を出していたジョニー黒木。魂のエースとして、そして指導者として、中学生たちに熱い思いを伝えていた。

©テレビ朝日

なお、黒木は以下のようにコメントを寄せている。

※黒木知宏 コメント<全文>

「中学生という見方ではなく、野球選手、強打者という目で見ていました。打席に立っている雰囲気が違いました。変化球が高めに浮いたところをすべて捉えられましたが、その技術を中学生で身に付けているのは素晴らしいと思います。

僕はもともと不器用ですし、体も壊れちゃっているので、まともなボールは投げられないと思っていました。でも、それだから一生懸命投げないというのはあまりにも失礼。今持っている力を全て出せるように頑張りました。ボールがいかなければ気持ちで投げる!ということは心がけて真剣でした。

声を出すのはもともとの僕のスタイル。子供たちにも少しでも感じてもらえたらと思いました。

田口(壮)さんとは現役時代に対戦もしていますし、一緒にオリンピックにも出ました。寛君は雰囲気がお父さんと似ていましたね。顔が小さくてグッとにらみつける感じは、田口さんが打席に立っているようでした。さすがに親子ですね。打たれましたけど、ひとつ三振は取りましたから(笑)。

今日対戦した彼らにはとにかく経験を積んでもらって、いろいろなシチュエーションに対応できるようになってもらいたいです。大きなケガなく順調に経験を積んで成長してもらえればと思います。同じフィールドに立てることを期待しています」

※番組情報:『ビートたけしのスポーツ大将
次回は、2018年6月17日(日)よる6:57~、テレビ朝日系24局