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極貧、引退、兄の死…。紅白歌手・市川由紀乃、苦難の道のりと兄からの手紙

いま一番聞きたいあの人の言葉を心の奥底から引き出すインタビュー番組『ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~』(BS朝日)。

©BS朝日

5月19日(土)に放送される同番組には、「紅白歌合戦」に2年連続出場をはたした歌手・市川由紀乃が出演。

次代の演歌の担い手として注目を集める市川が、デビューまでの苦労、平坦ではなかった歌手としての道のり、紅白出場の舞台裏を語る。

 

◆市川由紀乃、デビューまでの険しい道のり語る

2016年に9万枚を超えるヒット曲『心かさねて』でNHK紅白歌合戦に初出場した歌手・市川由紀乃42歳。女性演歌歌手の初出場は水森かおり以来13年ぶりで、さらに昨年2年連続紅白出場という快挙を成し遂げた。

表現力豊かな正統派の歌唱法で次代の演歌の担い手として期待を集めているが、デビューから25年、これまでの道のりは険しかったという。

中学1年のとき、両親が離婚し生活が一変。7歳上の兄は脳性麻痺の障害を抱え、成人しても学習能力は小学生レベルのまま。そんな兄を、一家の収入を支える母に代わり、中学生になったばかりの市川が世話をすることになった。

そんななか、数々の“のど自慢大会”などで歌ってきた彼女のひたむきな思いが実を結んだのは、高校2年のとき。地元の新聞社が主催するカラオケ大会で優勝すると、芸能事務所からスカウトされた。そして、作曲家・市川昭介に弟子入りして“市川由紀乃”という名をもらい、1993年に『おんなの祭り』で念願の歌手デビューを果たす。

家族のために市川は必死で歌い続けたが、デビューから9年が経った頃、歌手引退という大きな決断に至る。いったい何があったのか? 今回、自ら終止符を打ったワケを語ってくれた。

その後始めたアルバイト生活は、実に4年半に及んだ。そんな市川が再び歌の世界に戻ろうと思ったきっかけは、兄の存在だったという。

そして復帰から2年、兄が39歳という若さで他界。以来、肌身離さず持ち歩き、共に歩んでいるという、兄が生前に書いてくれた手紙がある。その手紙の内容とは。

兄の死から8年、市川は兄の手紙を胸元に入れ、念願の紅白歌合戦への出場を果たした。その舞台裏、さらに、私生活や結婚観についても聞く。

※番組情報:『ザ・インタビュー ~トップランナーの肖像~
2018年5月19日(土)午後6:00~午後6:55、BS朝日