綾野剛、『ハゲタカ』でテレ朝連ドラ初主演!「最後まで攻めの姿勢で戦い抜きます」
真山仁のベストセラー小説『ハゲタカ』がこの夏、実力派俳優・綾野剛を主演に迎え連続ドラマ化することが決定した。
2019年、『平成』の幕が下りる。バブル景気という熱狂のなかで産声を上げた平成という時代は、バブル崩壊、失われた10年、リーマンショック、そしてアベノミクスによる景気上昇、と経済の乱高下に揺さぶられ続けた30年間だった。
そんな激動の時代を背景に、外資系投資ファンドを率いる“買収者”・鷲津政彦の生き様を描いた、小説『ハゲタカ』。2004年に刊行された同書は、バブル崩壊後の1997年、“失われた10年”の渦中にあった日本に突如として現れた外資ファンド代表の鷲津政彦が“ハゲタカ”と激しいバッシングを受けながらも、不良債権を抱えた“大銀行”や経営不振の“名門企業”へ次々と買収劇を仕掛け、鮮やかに勝利していくストーリー。サラリーマンたちから圧倒的な支持を集めた。
◆綾野剛、テレビ朝日連ドラ初主演!ダークヒーロー演じる
主人公・鷲津政彦を演じるのは、テレビ朝日連続ドラマ初主演となる綾野剛。ドラマ『コウノドリ』で心優しい産婦人科医を演じた綾野が、今作では一転、ダークヒーローに挑み、新たな顔で視聴者を魅了する。
硬軟幅広く演じ分ける実力派俳優としても知られる綾野。買収劇においては誰よりもシビアなスペシャリストとして、血も涙もない決断を下していく一方で、周囲を惹きつけてやまないカリスマ性を持ち併せる主人公をどのように体現し、『ハゲタカ』という作品のなかに昇華させていくのか、今からドラマのスタートが待ちきれない!
◆ドラマオリジナルエピソード! 鷲津は2018年の日本に何を思うのか?
同作では「平成」とともに生きた鷲津政彦の軌跡、特にその20年の時を、1クールのなかでスピード感を持って、ダイナミックに展開していく。
なかでも特筆すべきは、原作小説『ハゲタカ』『ハゲタカⅡ』で描かれた壮絶な企業買収の物語に加え、ドラマオリジナルとなるエピソードが登場する点だ。
そのエピソードとは“2018年”の『ハゲタカ』の物語。2018年、私達と同じ時を生きる鷲津政彦が、何を見て、何を思い、どんな行動に打って出るのか、誰もが知りたかった鷲津の“現在”を、原作者・真山仁が今回のドラマ化のために書き下ろした原案をもとに描かれる。
“利益相反”と“忖度”で腐りきってしまった企業の上層部を叩き、会社を蘇らせる、平成を生き抜いた、伝説の“企業買収者”鷲津政彦。木曜9時枠に誕生する、新たな“スペシャリスト”の闘いにから目が離せない。
◆綾野 剛&原作者・真山 仁コメント
そして、同ドラマ主演の綾野 剛と原作者の真山 仁は以下のコメントを寄せている。
(以下、綾野 剛コメント)
「過去最大の難関に立ち向かおうとしています。一筋縄ではいかないハゲタカに挑むのですから。いつからか、自身を愛せず、自身に落胆し、自身を否定する時代に、いつだって人生の選択は待ってくれない。
この作品が皆様にとって、明日への活力、生きる希望へと繋がるよう、チームハゲタカは和泉聖治監督、スタッフ、キャストとともに挑戦し続け『現状維持は後退である』を信念に、最後まで攻めの姿勢で戦い抜きます。難関は越える為にある」
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(以下、真山 仁コメント)
「平成の30年が終わろうとしている。拙著『ハゲタカ』は、平成という時代の申し子のように、苦悩の時代を描くことになった。
バブル経済崩壊のトリガーとなった89年(平成元年)から、日本社会の崩壊は始まり、今なお立ち直れずにいる。我々はそれを止める術を見つけられず、未曾有の混沌と絶望の渦のなかで、耐えるしかなかった。
それでも我々は、『自分たちが幸せになるために何が必要なのか』を考え続けた。カネか、愛か、安定か、それとも未来への希望か……。『ハゲタカ』の登場人物たちは、日本人の誇りの復活を叫び、希望を追い求めた。その葛藤の記録が、映像化される。それは、平成時代を締めくくるための必然なのだ」
※番組情報:木曜ドラマ『ハゲタカ』
2018年7月スタート! 毎週木曜よる9:00~9:54、テレビ朝日系24局