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“ビッグ3”の行方&サプライズ選出にも注目!日本代表争いで生き残るのは誰

©テレビ朝日

サッカーのロシアW杯(6月14日~7月15日)まで、あと36日。がぜん、注目度が増してきた。欧州組を視察していた西野朗監督(63)が8日に帰国、週明けの14日までにW杯予備登録35人を提出する(非公表)。18日には国内合宿、壮行試合(30日、対ガーナ)に臨む約30人を発表予定。31日には最終メンバー23人が発表される。

し烈な代表サバイバルで、誰が生き残るのか。西野監督によると、2月に左足首を負傷したMF香川真司(29=ドルトムント)は厳しい状況だ。同監督は「W杯へ気持ちの強さは感じるが、(体との)ギャップがある」と説明。ギリギリまで状態を見極めるというが、実戦から遠ざかり、最終メンバー入りはピンチと言わざるを得ない。香川とともに「ビッグ3」と呼ばれるFW岡崎慎司(32=レスター)も左足首を負傷して、3試合連続でベンチ外なのが気掛かりだ。西野監督は英国で面談して、チームに必要な存在と考えている様子だが。注目のMF本田圭佑(31)はパチューカ退団が確実となり、メキシコ・リーグ終了で3日に帰国。現在は、東京近郊で自主トレを続けている。

存在感を示しているのが、MF宇佐美貴史(26=デュッセルドルフ)だ。西野監督はガンバ大阪時代の教え子でもある同選手を視察して、トップ下での起用もほのめかした。バヒド・ハリルホジッチ前監督(65)には左サイドを任され、今年3月の欧州遠征では9カ月ぶりに代表復帰。「秘蔵っ子」の復活と騒がれたが、香川、MF清武弘嗣(28=セレッソ大阪)の故障によりコンバート案が浮上した。西野監督はガンバ大阪でもトップ下、2トップ起用で「よく得点に絡んだ」と話しており、より前線に近い位置で輝くとみている。そうなれば「トップ下が定位置」と言い切る本田とのポジション争いになりそうだ。

今回のW杯は、世代交代の過渡期で迎える。ドリブラーのMF中島翔哉(23=ポルティモネンセ)らも有力で、各世代が交錯したメンバー編成になる。19歳のMF堂安律(フローニンゲン)のサプライズ選出もあるか注目の的。ただしW杯の2カ月前に、前指揮官が「コミュニケーション不足」を理由に電撃解任される異例の事態が起きて、西野JAPANが結束を高める時間は少ない。年代的にバランスが取れたチーム構成ともいえるが、象徴的なリーダー不在の状況では、何かあればバラバラになりがちだ。

西野監督は1996年アトランタ五輪で堅守速攻を掲げ、ブラジルを破る大金星「マイアミの奇跡」を起こした。一方、次のナイジェリア戦では前半を0-0で終えながら、攻撃的なサッカーを主張するMF中田英寿らを後半から外して0-2で敗れ、一次リーグ敗退。同監督が信念を貫いた形でも、選手との衝突が重なり「マイアミの内紛」とも呼ばれた。

長く現場を離れていた指揮官は元々、ひらめきを大事にするタイプでもあり、選手起用や戦術が明確に伝わらなければ“内部崩壊”のきっかけにもなり得る。血気盛んだった日本屈指の名将も63歳。厳格で自身の戦術に固執したハリルホジッチ氏の後を任されただけに、その辺の心配は不要だろうが、手綱を緩めることなく、チームをまとめなければならない。