天海祐希と三田佳子、『緊急取調室』で初共演!2人の間の「中学時代」の偶然とは?
4月20日からスタートするドラマ『緊急取調室』の第2シーズン。その第1話に、大女優・三田佳子がゲスト出演する。主演の天海祐希と三田は、今回が初共演だ。
『緊急取調室』は、天海祐希演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げるドラマ。
そんな同作第2シーズンの第1話で三田佳子が演じるのは、宅配便配達員毒殺事件の被疑者・白河民子(77)だ。
事件直後に自首してくる民子だが、その供述は肝心なところが実に曖昧。有希子はあらゆる取り調べ手段を尽くし、民子の犯行と動機を裏付ける証言を得ようとするが、民子は核心に触れたかと思うと、年齢からくる物忘れを理由にはぐらかしたり、有希子の物言いにピシャリと釘を刺したりする始末…。取り調べのたびに、有希子をどこまでも翻弄し続ける。
◆三田佳子、渾身の役作り
「これぞ『緊急取調室』の真骨頂!」とも言うべき、ヒリヒリと緊迫した取り調べシーンを演じる天海と三田。
三田は今回の出演にあたって、「主演が天海さんで、脚本が井上由美子さんだという点にすごく惹かれ、オファーを頂いた瞬間に飛びついたんです。台本を読みましたら、刑事モノなんだけど、内に秘めた人間の在り様を浮き彫りにしていく作りになっていて、ぐいぐい引き込まれていきました」と話している。
今回、“77歳の孤独で地味な老婆”を演じている三田は、渾身の役作りでそれを体現。顔はほぼスッピン、髪型は白髪交じりのボサボサ・ヘアで演じ、色もデザインもすこぶる地味な衣装に包まれた背中にはタオルを仕込んで丸みを持たせ、年齢と孤独感をにじませる老婆の佇まいを追求している。
美しく凛とした普段の姿を完全に封印し、どこからどう見ても弱々しい老婆そのものになったその女優魂には、全キャスト・スタッフが心を打たれたとのことだ。
◆天海祐希、中学時代に偶然三田佳子と…
そして、そんな三田との共演について、天海は以下のようにコメント。
「三田さんとは私がまだ中学生だった頃に偶然、プールでお会いしたことがあるんです。この仕事を始めるようになってから三田さんとお会いする機会があり、当時のことをお話したら、覚えてくださっていたんです! まさか記憶していてくださるとは思ってもいなかったので、とても感激しました。
今回、三田さんとは取調官と被疑者として対立する部分もあれば、時に共感したり、切なくなることもある間柄を演じます。実際、目の前で三田さんのお芝居を拝見していたら、泣くべきではないのに涙が出てきそうになって…。有希子と私自身の複雑な心境がリンクして、すごく心が揺さぶられましたし、とてもとても勉強になりました。
三田さんは女優さんとしても、役柄としても、次々と刺激をくださる“大物すぎるゲスト”! そんな三田さんに立ち向かうキントリ・メンバーのバトルを、ぜひ楽しみにしていただきたいです」
中学時代に偶然会い、そこから数十年経っての初共演。運命的なものを感じるこのエピソードだが、三田自身もこれについては、「以前、中学生の天海さんにお会いしていたことは大きかったですね。現場でも温かく迎えていただき、初共演ならではの硬さや不自然な感じが一切なかったんです」と話している。
そんなふたり、“天海VS三田”の芝居対決は、ぐいぐい引き込まれること必至。見逃せない第1話となりそうだ。
※番組情報 『緊急取調室』第1話
2017年4月20日(木)午後9:00~午後10:09、テレビ朝日系24局