乃木坂46・井上和、地上波ドラマ初主演!3月放送、テレビ朝日シナリオ大賞受賞作をドラマ化
2000年の創設以来、数多くのシナリオライターを輩出してきた「テレビ朝日新人シナリオ大賞」。
その第23回大賞に選出された松下沙彩(まつした・さあや)さんの受賞作『スプリング!』を、乃木坂46・井上和(いのうえ・なぎ)を主演に迎えて映像化することが決定。井上にとって、本作が地上波ドラマ初出演作となる。
『スプリング!』は、ドラマとしては珍しい“小論文”をテーマにした物語で、高校生の葛藤と恋を描くさわやかな青春ラブストーリー。
合格間違いなしと言われていた国立大学の前期試験に落ちてしまったガリ勉優等生の逢坂碧(おうさか・あおい)は、同じく不合格だったという同級生男子・村瀬佑(むらせ・たすく)に誘われ、後期試験に向けて一緒に小論文対策の補習に臨むことに。
大人しく目立たないタイプの主人公・碧と明るく人気者の佑。これまで交わることのなかった2人が、3日間小論文に向き合いながら互いの心を近づけていくが――。
小論文を通して自分、そして“他者”と向き合っていく高校生の姿を繊細かつ瑞々しく描き出した松下さんのシナリオは、同コンクールの最終選考委員を務めた脚本家・井上由美子、岡田惠和、両沢和幸の3氏も、
「小論文という題材はとても新鮮で、展開も無理がなく、作品の世界をスムーズに楽しめました」(井上氏)
「誠実で清々しい作品でした。キャラクターも、セリフも巧みでセンスがある」(岡田氏)
「とてもユニークな作品。映像化、楽しみにしております」(両沢氏)
と絶賛。応募総数1023篇の中から、見事大賞に選ばれた。
◆井上和、ドラマ初主演作に意気込み
そんな作品に挑むのが、乃木坂46の5期生で、『おひとりさま天国』『チートデイ』などの楽曲でセンターを務めた井上和。
昨年、『乃木坂46“5期生”版 ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」2024』の舞台に立って「演じることの楽しさ」を実感したこともあり、本作のオファーに「演技のお仕事には興味があったのですごくうれしかったです! 先輩方がグループのためにいろいろなところで活躍している姿を見てきて、“いつか自分もあんなふうに!”という憧れもありました」と、ワクワクしながらドラマの世界に飛び込んだ。
脚本を手にして感じたのは、主人公たちのピュアな思いだという。
「すごく不器用で初心(うぶ)な青春だなと思いました。私が演じた逢坂碧ちゃんはどこか素直でいられないところがあったり、村瀬佑くんもまっすぐすぎるが故の不器用な部分があったり。そんな2人だからこその魅力が詰まった作品だなと思いました」と、10代の心情に共感。
役柄に寄り添い、「碧ちゃんは人の言葉を素直に受け取れない子なのかなと思ったので、言葉を受け取るときも伝えるときも、一度自分の中で噛み砕く時間を大切にしていました」と細やかな表現を心がけたことを明かした。
さらに、この『スプリング!』が青春ラブストーリーであることにちなんで、「最近“青春だな!”と感じたエピソードは?」と質問すると、「乃木坂46のメンバーとして活動できている今が青春だな!と思っています。ライブでステージから見える景色に感動して涙したり、時にはメンバーとぶつかったり…」と即答。
まさに今、“青春真っ只中”を駆けぬけていると話す井上は、「私にとって地上波ドラマ初出演、初主演作品となります。本当にとてもとても素敵な作品なのでぜひたくさんの方に見ていただけたらうれしいなと思います!」と瞳を輝かせながらよびかけている。
今回、高校3年生を演じるにあたって、井上は清楚な制服姿を披露。また、碧は書道部の元部長という設定もあり、“袴姿”で凛々しく横断幕を書き上げるパフォーマンスシーンに挑んでいるのも大きなみどころだ。
※番組情報:『第23回テレビ朝日新人シナリオ大賞「スプリング!」』
2025年3月21日(金)よる11:15~深夜0:15、 テレビ朝日