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全国No.1小学生プログラマーが決定!優勝作品はフードロス解消のための新しいマッチングアプリ

テレビ朝日と子ども向けプログラミング教育事業のCA Tech Kidsは、共催する全国No.1小学生プログラマーを決めるプログラミングコンテストTech Kids Grand Prix 2024(テックキッズグランプリ2024)』の本選決勝プレゼンテーションを3月2日(日)に開催し、各種受賞者を発表した。

『Tech Kids Grand Prix』は、これからの時代を担っていくすべての小学生に向けた国内最大のプログラミングコンテスト。「21世紀を創るのは、君たちだ。」をスローガンに掲げ、賛同する多くの企業や団体とともに2018年より毎年開催している。

VISION(掲げる夢や実現したい世界観)、PRODUCT(夢を実現するクリエイティブなアイデアとそれを体現した作品)、PRESENTATION(自身のビジョンやプロダクトを社会に発信していく姿勢)の3つの観点から審査を行い、その年の日本No.1小学生プログラマーを決定する。

第7回大会となる今年度は、全国各地から10,034件の応募が寄せられ、北海道東北、関東、中部、近畿、中四国、九州沖縄の6つのエリアで行われた。1次~4次のエリア予選を勝ち抜いた各エリア代表10名のファイナリストが本選決勝プレゼンテーションに進出し、自身の作品を発表した。

本選決勝の審査員として、Cygames、Facebook Japan、日本マイクロソフト、東急、サイバーエージェントの協賛各社が、作品およびプレゼンテーションの審査を行い、賞金40万円を贈呈する総合優勝者1名を決定。

また、準優勝、VISION AWARD、PRODUCT AWARD、PRESENTATION AWARDの受賞者には、それぞれ賞金15万円が贈呈されたほか、協賛企業各社が選ぶ協賛企業賞の表彰が行われた。

◆総合優勝(Tech Kids Grand Prix)

三浦知(みうら・とも)さん…北海道東北エリア代表(山形県/小学6年生)

作品:『お結び』~食品ロスと貧困を結ぶ~
作品概要:お店で余った食品をプッシュ通知を通じて必要としている人に即時に知らせ、直接受け取れるようにするアプリ。食品廃棄を減らしながら、食に困っている人々を支援することを目的としている。余剰食品を抱える店舗と、必要としている人を“結ぶ”新しい仕組みを提供する。

・三浦さん受賞コメント
「嬉しいです!このプロジェクトをやっているうちに、『このまま進めても大丈夫かな』と不安になるときもあったのですが…嬉しいです!」

◆準優勝

葛井惇之祐(かつい・じゅんのすけ)さん…中四国エリア代表(鳥取県/小学6年生)

作品:『デジカン』
作品概要:漢字に親しみを持ってもらうことを目的としたミニゲーム集。漢字2文字を組み合わせて新たな熟語との出会いを楽しむパズルゲームや、読み仮名を当てるスピード勝負のゲーム、部首とつくりを組み合わせるクラフトゲームなどを収録。遊びながら楽しく漢字を学ぶことができる。

◆VISION AWARD

鎌田千記理(かまだ・ちきり)さん…中四国エリア代表(香川県/小学5年生)

作品:メンタルヘルスチェックアプリ『ここみる』
作品概要:子どものメンタルの変化を大人が素早く察知し、適切にサポートできるアプリ。子どもは5段階の表情アイコンを使って気持ちを記録し、他の子どもとコメントを通じて交流できる。大人は気持ちの変化を観察し、声かけの参考にすることで、より良い支援を行うことが可能。

◆PRODUCT AWARD

野村秋人(のむら・あきと)さん…関東エリア代表(埼玉県/小学5年生)

作品:『Change The World』
作品概要:環境破壊や戦争などの社会問題に目を向けるオープンワールドゲーム。2026年、世界崩壊の危機に瀕した未来を舞台に、プレイヤーは試練を乗り越え、ミッションを達成しながら、世界の真実を追う。最終的に、崩壊の元凶である魔獣を討伐することで、未来を救うことができる。

◆PRESENTATION AWARD

伊藤彰(いとう・あきら)さん…関東エリア代表(東京都/小学3年生)

作品:『すごろくオッカネー』
作品概要:すごろくを楽しみながら、お金の仕組みを学べるゲーム。外国為替、株、仮想通貨、預金などの取引を体験し、それぞれのリスクとリターンを考慮しながら進める。為替相場の動きは過去の実際の市場データを基にしており、リアルな経済の仕組みを理解しながら学習できる。

◆Cygames賞

杭田賢太(くいだ・けんた)さん…中四国エリア代表(岡山県/小学4年生)

作品:『忘れ物防止プログラム』
作品概要:QRコードを活用して忘れ物を防ぐアプリ。先生が作成したQRコードを生徒が教科書などに貼り付け、持ち物確認時にカメラで読み取ることで、アプリが必要な持ち物をチェックする。日常的に忘れ物を減らすことができる。

◆Facebook Japan賞

上田蒼大(うえだ・そうた)さん…九州沖縄エリア代表(宮崎県/小学6年生)

作品:『ハミガキング』
作品概要:歯磨きを楽しく習慣化するためのアプリ。AIカメラが指の関節の動きを認識し、磨き方を得点化。さらに、磨き方の精度に応じてランク付けを行い、楽しみながら正しい歯磨きを身につけることができる。

◆マイクロソフト賞

竹元覇馬(たけもと・はるま)さん…近畿エリア代表(滋賀県/小学6年生)

作品:幼児向け文字学習アプリ『KakiKaki』
作品概要:知的障害を持つ妹のために開発した、ひらがなや数字を楽しく学べる学習アプリ。ユーザーは学習したい文字や数字を入力し、それをなぞることで練習が可能。楽しみながら文字を書く力を身につけられる。

◆東急賞

黒田創(くろだ・つくる)さん…中部エリア代表(愛知県/小学6年生)

作品:『タスクタウン』
作品概要:日々のタスクを楽しく継続できるようにするアプリ。タスクを完了することでポイントを獲得し、自分の街を発展させることができる。さらに、実績機能により達成感を得ながら、モチベーションを維持して継続できる仕組みを提供。

◆CyberAgent賞

耒田悠記(らいた・はるき)さん…九州沖縄エリア代表(沖縄県/小学6年生)

作品:『CodeWhiz』
作品概要:プログラミングを学ぶ仲間を増やすことを目的とした、AIが問題を生成するプログラミング言語クイズゲーム。サイトにサインインし、学びたい言語や分野を選択すると、AIが自動でクイズを作成。知識を深めながら、ゲーム感覚で楽しく学習を進められる。

◆審査員コメント

・永谷真澄氏(Cygames CTO室Technical Director)

「大会の初期はある種『小学生がプログラミングをしていること』それ自体が珍しくすごいことだったが、今ではそれが当たり前になりつつあります。その上で、プログラミング以外のことを、多角的に学び、自ら調査やヒアリングを重ねながら、作品として仕上げている様子を見て、素晴らしいと感じました」

・Vasu Srinivasan氏(Facebook Japan Software Engineer at Instagram Lab)

「小学生が作り上げ、プレゼンしていることを忘れるようなレベルの高さでした。ファイナリストの皆さんには、心からの敬意と感謝をお伝えしたいです。ただただ『すごい!』としか言えないほど、素晴らしい発表ばかりでした」

・青木智寛氏(日本マイクロソフト パブリックセクター事業本部公共・社会基盤統括本部教育戦略本部ソリューションエリアスペシャリスト)

「子どもたちのプレゼンテーションに、想像を遥かに超える熱意とエネルギーを感じました。発表時間はわずか5分でしたが、その背後には長い時間をかけた試行錯誤や努力があったことが伝わってきました。そのプロセスに思いを馳せながら、審査をさせていただきました」

・上東茉弥氏(東急 フューチャー・デザイン・ラボ新領域探索担当)

「参加された皆さんが、自分の感じたこと、おもしろいと思ったこと、身近な課題をテーマに作品を作り上げていることが、とても素晴らしいと感じました。審査は一定の基準で行いましたが、それぞれが持つ独自の視点を大切にし、これからも作品を作り続けてほしいと思います。また、一人ひとりが異なる分野の仲間と出会い、ともに成長できるような環境を、大人も子どもも一緒になって作っていけたら嬉しいです」

・長瀬慶重氏(サイバーエージェント専務執行役員兼AbemaTV取締役)

「ファイナリスト10名のプレゼンを拝見し、今年もこの場に来て皆さんの話を聞けて本当に良かったと感じました。仕事柄、多くの技術者と関わりますが、大人になるとつい忘れがちな『好奇心』や『没頭する力』を、皆さんはしっかりと磨き続けていると感じました。あらためて、プログラミングの素晴らしさを実感しました」

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