テレ朝POST

次のエンタメを先回りするメディア
未来をここからプロジェクト
menu

最新ドラマ版『探偵物語』主演の斎藤工&二階堂ふみ、原作者・赤川次郎と対面!

ドジな中年探偵・辻山秀一と、彼がボディーガード兼お守りを請け負うことになったオテンバお嬢様・新井直美が織りなす5日間のミステリー&ラブロマンス『探偵物語』

恋愛と殺人事件という2つの基軸が放つドキドキ感をポップでオシャレな色彩でコーティングした名作が、4月8日(日)放送の新枠「日曜プライム」第1作のスペシャルドラマとしてよみがえる。

©テレビ朝日

今回のドラマ版では、1983年の映画版で薬師丸ひろ子と故・松田優作が演じた“くすぐったい”関係の辻山&直美を斎藤工と二階堂ふみが熱演! かつて劇場でドキドキした世代も、元祖『探偵物語』を知らない世代も思わず胸が躍る世界を繰り広げる。

 

◆「斎藤工さんが演じると、えらくカッコいい」

そんな『探偵物語』の原作を手がけた国民的作家・赤川次郎が先日、ドラマの撮影現場を訪問! 都内の国立大学で撮影された警察署のシーンを見学し、斎藤&二階堂と初対面を果たした。

©テレビ朝日

斎藤が辻山を演じる様子を目の当たりにした赤川は、「松田優作さんもそうでしたけど、疲れた中年という役どころも斎藤工さんが演じると、えらくカッコいいんですよね!」と惚れ惚れ。

「実は今回、斎藤さんが辻山を演じると決まって、女性編集者全員の目の色が変わったんですよ(笑)。改めて、斎藤さんの人気ぶりを実感しましたね」と裏エピソードも教えてくれた。

また二階堂についても、「お若いわりにはたくさんの映画に出ていて、どんな役でも体当たりでやってらっしゃる女優さんというイメージがあるんです。だから、今回のように普通の女子大生の役は珍しいでしょうし、彼女にとってはかえって、おもしろい役柄かもしれないですよね」と期待を寄せていた。

赤川は新時代の『探偵物語』に興味をそそられたようで、現場でも自ら動き回り、いろんな角度から撮影を見学。

「どんな映像になっているか楽しみ」と話し、視聴者にも「年寄りとしては(笑)、世代を超えた恋愛が、時代を超えて存在することを分かっていただきたい! 今一番輝いている斎藤さんと二階堂さんも素敵なお芝居をしてくださっているので、ぜひ幅広い世代の人に見てほしいです」とメッセージを送った。

 

◆赤川次郎(原作者)コメント<全文>

――小説『探偵物語』を書かれたキッカケを教えてください。

「『セーラー服と機関銃』の後、大学受験で1年間芸能活動を休んでいた薬師丸(ひろ子)くんの復帰作として、もともとあった短編小説を長編に伸ばす形で書いた本が『探偵物語』だったんですよ。

執筆にあたっては、事件は事件としてミステリー仕立てにしつつ、基本的には“若い女の子に振り回される、ちょっと情けない疲れた中年男”というパターンで恋愛物語にしよう、と考えました。

実を言うと、映画の脚本自体は最初、全然違う物語になっていたんですよ(笑)。でも、監督の根岸(吉太郎)さんが『できるだけ原作に近く』とおっしゃって、書き直されたんです」

――赤川先生にとって『探偵物語』はどういう位置付けにある作品ですか?

「執筆した頃は急に仕事が増えて、一番忙しかった時期ですね(笑)。映画化を前提に書いた本は『探偵物語』以外には『愛情物語』と『早春物語』だけなので、そういう点では珍しい作品です」

――映画化から35年経った今、また映像化したいという話が来たときはどう思われましたか?

「僕は映画も好きですから、いつも『原作の雰囲気を大事にしてくれれば、違うところがあってもいい』というスタンスなんです。今回の『探偵物語』にしても、時代に合わせて変えた方がいい部分は変えていただきつつ、今も昔もそんなに変わらない“男女の仲”を楽しめる面白いドラマになればいいな、と思いましたね」

――今回のドラマ版では、かつて松田優作さんが演じた辻山を、斎藤工さんが演じられます。

「松田優作さんもそうでしたけど、疲れた中年という役どころも斎藤工さんが演じると、えらくカッコいいんですよね! 実は今回、斎藤さんが辻山を演じると決まって、女性編集者全員の目の色が変わったんですよ(笑)。改めて、斎藤さんの人気ぶりを実感しましたね」

――直美を演じる二階堂ふみさんの印象はいかがですか?

「二階堂さんはお若いわりには、たくさんの映画に出ていて、どんな役でも体当たりでやってらっしゃる女優さんというイメージがあるんです。だから、今回のように普通の女子大生の役は珍しいでしょうし、彼女にとってはかえって、おもしろい役柄かもしれないですよね」

――撮影現場も見学されましたが、いかがでしたか?

「僕は大学紛争の世代なんですが、あの時代は大学に警察官が入れなかったんです。それが今日見学したロケでは、国立大学で警察署のシーンを撮っていて、すごいな~って! 感慨深いものがありました(笑)。

あと、今は機材も発達したので、撮影のときに監督さんがモニターを見てるでしょ。今日も俳優さんがいる場所とは違うフロアでモニターを見ていて、時代が変わったんだなぁって思いましたね。昔の監督さんはカメラの横に座って、役者さんを直接見ながら演出していましたから」

――今回は映画版を知らない若い層の視聴者も多いかと思います。新しい視聴層の方々にぜひメッセージをお願いします。

「僕もどんな映像になっているか楽しみです。年寄りとしては(笑)、世代を超えた恋愛が、時代を超えて存在することを分かっていただきたい! 今一番輝いている斎藤さんと二階堂さんも素敵なお芝居をしてくださっているので、ぜひ幅広い世代の人に見てほしいです」

※番組情報:「日曜プライム」ドラマスペシャル『探偵物語』
2018年4月8日(日)午後9:00~午後11:05放送、テレビ朝日系24局

はてブ
LINE
おすすめ記事RECOMMEND