大地真央、『越路吹雪物語』撮了で感極まり涙!「この作品に出会えたことに感謝」
圧倒的な歌唱力と表現力で日本中を魅了した戦後の大スター・越路吹雪がたどった波乱万丈の人生と、盟友の作詞家・岩谷時子との濃密な友情を綴っていく帯ドラマ劇場『越路吹雪物語』。
放送は残り4話となり、ますます盛り上がりをみせる同ドラマ。先日都内スタジオにてクランクアップを迎え、宝塚歌劇団の大先輩・越路吹雪を演じきった大地真央が感謝の思いを口にした。
◆涙、涙のクランクアップ!
ラストの撮影は、越路吹雪が入院した病室でのシーン。藤田明二監督の「カットOK!」の声がかかると、大地の歌う『愛の讃歌』が大ボリュームで流れ、親友・岩谷時子役の市毛良枝、夫・内藤法美役の吉田栄作に花束が贈られた。
そして、「越路吹雪役・大地真央さん、オールアップです!」とスタッフから最後に名前をよばれると、大地は感極まって涙、涙…。監督から花束を受け取った後は、市毛のもとに歩み寄り、固いハグを交わす。
「お疲れさまでした」と互いにねぎらいあう姿は、深い友情で結ばれた“越路吹雪”と“岩谷時子”そのもの。続いて、大地は最愛の“旦那様”を演じた吉田栄作ともハグを交わし、撮影終了の喜びを分かち合った。
◆大地真央の涙に監督もらい泣き!
大地は涙を流しながら、「この作品と、そして皆様と出会えたことを本当に心から感謝しています。本当に素晴らしい経験をさせていただきました」と深く一礼。
「あっという間に終わってしまったような感覚で寂しいですが、こんなになっちゃったので(=病気メーク)、終わるしかないのかなと思います。ありがとうございました」とジョークを交えて、スタッフ&共演者への感謝を述べた。
また、吉田栄作は「途中からの参加だったのでスルッと終わってしまうのかなと思っていたら、足かけ4カ月間も皆さんとご一緒することができ、昭和の芸能界の歴史を勉強させていただきました。こんなに素敵な奥様(=大地真央)にコーヒーを入れていただいて、ただただ幸せでした」と挨拶。
さらに、市毛良枝も涙を浮かべながら、「私も感無量です。越路吹雪さんの舞台を観て育ってきた世代なのですが、大地さんが越路さんをとても素敵に再現してくださいました。岩谷さんご本人はその姿をお見かけするだけで近づくことのできない存在だったのですが、その方を裏方みたいな私が演じさせていただけるなんて…。“最上級の役”に出会うことができて幸せでした」と、作品への思いを語る。
最後に挨拶を求められた藤田監督が「小さい美保子(=幼少期を演じた子役・岩淵心咲)、真ん中の美保子(=青年期を演じた瀧本美織)、大きい美保子(=絶頂期を演じた大地真央)、みんな最後に泣くんだよね。もらい泣きしちゃうんだよな」と言いながら、男泣き!
そんな監督に、大地は「大きい美保子? “デカ美保子”でしょ(笑)私のことそうよんでいるって聞いているんだから…(笑)」と返し、スタジオは涙から一転、大きな笑いと拍手に包まれた。
◆ラスト4話!越路吹雪を襲う異変とは?
そしてついに、ドラマも残すところあと4話。 毎回プレッシャーに苛まれながら舞台に立つ越路吹雪(大地真央)の身体を案じ、岩谷時子(市毛良枝)は“越路吹雪の引き際”について考えはじめる。
その矢先、なんと越路本人は演劇界の重鎮・宇野重吉のもとで“本格的な芝居”に挑戦したいと言い出す。
その挑戦は大成功をおさめるものの、直後、ある異変が彼女を襲う。はたしてその異変とは…?
愛と歌に生きた大スター・越路吹雪は、人生という名のステージの幕をどう降ろすのか。最終話までお見逃しなく!
※番組情報:帯ドラマ劇場『越路吹雪物語』
毎週月~金ひる12:30~12:50、テレビ朝日系24局
(再放送)毎週月~金あさ7:40~8:00、BS朝日