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坂東龍汰、北川景子と“親子”に!3月放送『花のれん』最後の共演者解禁

昭和の名作家・山崎豊子さんの“生誕100年”を記念し、北川景子主演で山崎文学の金字塔を完全ドラマ化する『テレビ朝日ドラマプレミアム 花のれん』

すでに伊藤英明、上川隆也、甲本雅裕、泉ピン子、玉山鉄二、馬場園梓、渋谷凪咲、笹野高史、吹越満、金山一彦、月亭方正、ミルクボーイ、本多力ら豪華キャストの共演が発表されているが、3月8日(土)の放送まで1カ月を切るなか、最後の未解禁キャストが明らかに。

“新世代のカメレオン俳優”の名をほしいままにする坂東龍汰が、主人公・河島多加(北川景子)の息子・久男役で出演することが決定した。

『花のれん』は、明治~昭和という激動の時代、“女性プロデューサー”の先駆けとして大阪で旋風を巻き起こした稀代の興行師・河島多加の愛、家族、仕事を描く壮大なヒューマンドラマ。

大阪・船場の呉服店に嫁いだ多加は、道楽好きの夫・吉三郎(伊藤英明)と寄席商売にくら替えするが、吉三郎は愛人をつくった末にあっけなく他界。多加は夫が遺した借金を返済すべく、さらに寄席の拡大に打ち込むことに。そんななか、多加は高座の窮地を救ってくれた紳士・伊藤友衛(上川隆也)に淡い恋心を抱く。

興行師として、ひとりの女性としてエネルギッシュに突き進んだ多加だが、同時にひとり息子の子育てに苦悩する母としての顔も持ち、物語では“親子の確執”も色濃く描かれていく。

寄席に命をかける多加は忙しさのあまり息子と過ごす時間が取れず、久男は寂しさから母に反発。お互い深い愛情を抱きながらも心は離れていき、すれ違う母子にやがて戦争という試練が襲いかかる。

◆坂東龍汰「心の機微を丁寧に演じた」

その“親子軸”を担うのが、昨年ドラマ『ライオンの隠れ家』(TBS)での繊細な演技が大きな話題となり、今年1月には映画単独初主演作『君の忘れ方』が公開されるなど、進境著しい坂東龍汰。

母に対して複雑な思いを抱える息子を演じるにあたり、坂東は「久男はなかなか多加に対して素直になれず反発をするのですが、実際の戦場を目の当たりにして今まで思っていた心の内を打ち明けます。久男の母に対する心の機微を丁寧に演じたいと思いながら取り組ませていただきました」と、彼の心情を細やかに表現することに心を尽くしたと告白。

本作のセリフは大阪弁の中でも上品でゆったりとした“船場言葉”が中心だが、「イントネーションを現場で皆さんに教えていただいたり、何度も耳で聞いて体に擦り込みました」と、真摯に役作りに挑んだ。

そんな坂東の熱演を全力で受け止めたのが、北川。2人は今回が初共演だが、北川は「坂東くんが感じたとおりに自由に演じてほしい」とまさしく“母”のような包容力で向き合い、親子の感情が交錯する見ごたえあるシーンを2人でつくり上げた。

坂東は北川との撮影を振り返り、「とてもしなやかで美しく温かい方です」とリスペクトを語るとともに、「一緒にお芝居をさせていただき、久男として生きることができた時間は宝物のような体験でした」と“母”の気遣いに感謝。

「“お母はん”が力強く生きた激動の人生を放送で見るのが、僕もとても楽しみです」と、オンエアを心待ちにしていることを明かした。

◆大下容子アナが劇中ナレーションを担当

さらに、本作の“劇中ナレーション(語り)”を、『大下容子ワイド!スクランブル』でおなじみの大下容子アナウンサーが務めることが決定。

かつて『トットちゃん!』(2017年/テレビ朝日)でナレーションを務めた際も、ぬくもりあふれる語り口で好評を博したが、本作でもやさしく寄り添うような大下アナの声が多加の激動の人生を温かく照らしていく。

※番組情報:テレビ朝日ドラマプレミアム 山崎豊子生誕100年記念『花のれん』
2025年3月8日(土)よる9:00~、テレビ朝日系24局ネット