川合俊一、のどの手術で死を覚悟「呼吸してない。手も足も動かない。俺死んだんだ」
1月17日(金)に放送された『徹子の部屋』に、元バレーボール男子日本代表で現在は日本バレーボール協会会長を務める川合俊一が登場。ポリープの手術中に生死をさまよった体験談を語った。
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番組内で黒柳徹子が「去年、のどと鼻の手術をなさったんですね?」と質問すると、川合はまず鼻の手術について説明。
「右の鼻に脂肪が溜まってたんですよ、プクッとし出して。痛くもかゆくもなかったのでそのままにしていたんですけど、いろんな方と会うと『鼻の横、蚊に刺されてますよ』って言われるんですよね」と明かし、脂肪を取る手術に踏み切ったと告白した。
手術自体に痛みはなく、「1週間後ぐらいに糸を取ったら、もうほとんど何にもないなって感じ」と、術後の予後も良好だったという。
ところが、その後に3回受けたのどのポリープ手術では、命に関わる大事態が起きた。
「1回目は全身麻酔なので手術は5分ぐらい。30分後に起きて、『こんな感じで終わっちゃったんだ』と思って、2回目も全身麻酔で昼1時に始まったので、1時半に起きるつもりだったんです。起きたらよく寝た気がするなと思って『今何時ですか?』と聞いたら、『7時半です』って。夜じゃなくて朝の。18時間ずーっと寝たきりだったんです」
その理由について、川合は「呼吸してなかったらしいんですよ」と明かした。手術後、気管に入れた管を一度抜いたが、呼吸ができていないことがわかり、再び管を入れることに。自力で呼吸ができない状態で、何時間も肺に人工的に空気を送り続けていたという。
「あれ、息してない」と気付いた川合は「やばい!死ぬ死ぬ!」と一気に恐怖に襲われた。しかし、動こうと思っても手足を縛られて身動きが取れない。「呼吸してない。手も足も動かない。俺死んだんだ」とすっかり勘違いしてしまったそう。
その後、目が覚めたものの、川合の肺は17時間近く動いていなかったため、正常に呼吸する機能を失っていた。
「肺が17時間動いてなかったから、呼吸するのを少し忘れてるんです。だから血中酸素を測る機械がピピピピピって言い出すんです。看護師さんから『呼吸!呼吸!』って言われ、ハアハアハアって」
自分で呼吸することが難しい状態で何度も呼吸を促され、いつまでこれを続けるのかと不安だったとか。
壮絶なエピソードに、「ずいぶんひどい目に遭いましたね」と黒柳も同情。川合は「3回目の手術はいろんなところを調べて、全身麻酔をしないところでポリープを取ってもらいました」と語っていた。
そのほか番組では、バレーボールの道へ導いた父との思い出やスター選手時代の人気ぶりがわかる仰天エピソードを話している。
現役引退から35年。最近は選手時代を知らない若者から「そんなに背が高いなら何かスポーツやればよかったじゃないですか」と言われることも。
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※番組情報:『徹子の部屋』
毎週月曜~金曜 午後1:00~午後1:30、テレビ朝日系列