天海祐希&沢村一樹、アガサ・クリスティ作品主演の2人が寝台列車レストランへ
3月24日(土)・25日(日)に放送される「アガサ・クリスティ二夜連続ドラマスペシャル」。
その制作発表記者会見が、寝台列車を利用した東京・木場のレストランで開催され、第一夜『パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~』の主演・天海祐希と、第二夜『大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~』の主演・沢村一樹が登場した。
◆超豪華キャストが集結!
第一夜『パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~』は、並走する列車の車窓から殺人現場を目撃する…というドラマチックな幕開けが印象的な傑作ミステリー。
今回日本版を制作するにあたって、クリスティが生んだ人気キャラクター“ミス・マープル”を、“元敏腕刑事にして危機管理のプロ”天乃瞳子(あまの・とうこ)へと大胆にアレンジ。アガサ・クリスティ作品初挑戦となる天海祐希が“和製マープル”天乃瞳子に扮し、“消えた死体”の謎を追う!
また、瞳子が捜査に乗り出すきっかけを作る義母・雀役の草笛光子をはじめ、前田敦子、原沙知絵、橋爪功、西田敏行ら充実の豪華キャストが集結する。
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そして、第二夜『大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~』は、ハリウッドでも1980年に『クリスタル殺人事件』として映画化された名作ミステリー。
物語の幕開けは、映画界の大物女優が開いた豪華絢爛なパーティーで起きたひとつの殺人事件。犯人の標的はその女優だったのではないかと見られるなか、第2、第3の殺人が起きて――という謎多き連続殺人を、沢村一樹演じる警視庁捜査一課の警部・相国寺竜也が鮮やかに解き明かしていく。
2017年3月に日本で初めて映像化され話題となった『そして誰もいなくなった』に登場した相国寺が、今回再びアガサ・クリスティの世界へ戻ってくる。さらに、ハリウッドでエリザベス・テイラーが演じた銀幕のスターを黒木瞳が熱演するほか、荒川良々、川口春奈、津川雅彦、古谷一行ら、普遍的な名作ミステリーにふさわしく、こちらも超豪華キャストが勢ぞろいする。
◆沢村一樹、華麗なシェイカーさばきを披露!
会見では、第二夜『大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~』のストーリーで“カクテル”が重要なアイテムとなっていることにちなみ、沢村が作品をイメージしたカクテル作りに挑戦することに。
「昔、新宿でアルバイトしていたことがあるので…」と自信満々の沢村は、シロップやリキュールを加えてしなやかにシェイカーを振りはじめ、その姿に天海も「素敵ですね!」と感心。シェイクを終えるとしなやかな手つきで出来上がったカクテルをグラスに注いだ。
沢村が作ったカクテルは、それぞれの作品をイメージした青と赤の2種類。青のカクテルは第一夜のタイトルにちなんで“パディントンブルー”、赤のカクテルは第二夜の作品名を取り入れて“鏡は横にひび割れてロッソ”と命名された。
2人はそれぞれのイメージカラーのカクテルを手に、笑顔で乾杯! 沢村のカクテルを味わった天海は「さっぱりして、おいしい! 事件がスッキリ解決するようにスキッとした味わいでした」と絶賛した。
◆天海祐希コメント
「私が演じた天野瞳子は原作でいうと“ミス・マープル”なのですが、彼女は世界的にとても有名な探偵なので、恐れ多くて…(笑)。荷が重くなってしまうので、そこは深くは考えず、今回の『パディントン発4時50分』の世界観にどっぷりと浸っていけたら、と思いながら大切に演じました」
―― 天乃瞳子という役を演じて
「“刑事”という役柄だと現場に行ってウロウロすることができますが、今回は“探偵”という立場で、ちょっと離れた場所で推理をするのが面白かったです。前田敦子さん演じる、私の右腕である“スーパー家政婦”・中村彩さんからいろいろな情報をもらって推理をするのが、それはそれは楽しくて…。でもお屋敷のみなさんからは少し離れていたので、(現場が)少人数でちょっと寂しかったです(笑)。
今回、草笛光子さん、西田敏行さんが一緒にいてくださるのは、とても頼もしかったです。ピリピリとした深刻なシーンを撮っていても、西田さんのおかげもあって現場は笑いに包まれていました(笑)」
――第二夜の主演・沢村一樹さんへのバトンは意識しましたか?
「私が出演する第一夜のほうが先に撮影だったので、“切り込み隊長”として頑張りました(笑)。ここでうまく現場がまわれば、次の作品(『大女優殺人事件』)も勢いを保っていけるのではないかと思ったので…。
テレビ朝日が制作するアガサ・クリスティ作品は、レトロと現代が混じり合った、テレビ朝日ならではの不思議な世界観や、独特の雰囲気があると思います。視聴者の皆さんもどっぷり世界に入っていただけることと思います」
――春の思い出を教えてください!
「お花見でしょうか…。最近は全然、できていないのですが…(笑)。出不精というのもあるのですが、仕事に行く車の中から『わー、桜、キレイ!』と思うだけ終わってしまうんです。でも桜の時期は、ちょっと窓を開けると花びらが入ってくるのがいいですよね!」
◆沢村一樹コメント
「昨年の『そして誰もいなくなった』同様、相国寺竜也という刑事を演じました。テレビ朝日でお送りするアガサ・クリスティ作品はミステリーの中でも異彩を放ったものが多いですが、本作もこの作品ならではの脚色・演出、そして豪華なキャストでお届けします。2時間たっぷり、クリスティの世界に浸っていただけると思います!」
――沢村さんが感じた、アガサ・クリスティの世界観とは?
「今回は荒川良々くんと水沢エレナさんとの3人のチームだったので、前回とはまたちょっと違う気持ちで臨みました。僕の役は警部なのですが、意識としては“謎解きのプロ”。先日、師匠に勝利した藤井壮太六段は“将棋のプロ”ですが、彼の意識に近いかなと…。とにかく“事件のことだけ”を考えられる、ちょっと特殊な能力のある刑事だと思って演じました。また、今回はできるだけ装飾品はつけず、黒を基調にした衣装にしましたが、そのほうが女優さんたちが映えるのではないかと思ったからです」
――第一夜の主演・天海祐希さんからのバトンは意識しましたか?
「僕も天海さんからバトンを受け取る気持ちで、この作品に取り組みました。出来上がったポスターを見て、天海さんの衣装や髪型、アクセサリーなどの世界観がアガサ・クリスティそのものだな、と感じました!」
――春の思い出を教えてください!
「僕も最近、桜は車から見るだけなのですが、10年ほど前に新宿御苑でお花見をしたことがあります。あそこは近くに新宿二丁目がありますので、たくさん“オネエさま”方が…(笑)。トイレに並んだら、前も後ろも二丁目の方々で、それはちょっぴりスリリングな経験でした(笑)。春といえばそのことを思い出します」
※番組情報『アガサ・クリスティ 二夜連続ドラマスペシャル』
・第一夜『パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~』
2018年3月24日(土)午後9:00~11:10、テレビ朝日系
・第二夜『大女優殺人事件~鏡は横にひび割れて~』
2018年3月25日(日)午後9:00~11:10、テレビ朝日系