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ジョイマン高木、どん底の中に幸せもたらした「妻の言葉」と「悲しいSNS投稿」

切れ者タレントたちが自己流の分析をもとに“持論”を主張するプレゼンバラエティ番組『俺の持論』(テレビ朝日)。

2月17日(土)深夜に放送された同番組では、あの“一発屋芸人”によって「どん底の不幸の中にこそ幸せがある」という持論が公開プレゼンされた。

©俺の持論/テレ朝POST

2008年、「ナナナナー」のリズムネタでブレイクし人気者となったお笑いコンビ・ジョイマン。しかしその息は長く続かず、お笑いブームが去るとともに仕事が激減し、“一発屋芸人”と言われるようになってしまった。

ボケ担当の高木晋哉(37歳)は、ブレイク時の最高月収は約200万円だったが、そこからわずか3年後には最低月収5万円にもなる状況だったと振り返る。

そんな高木が最近になって、SNS上で大きな注目を集めるようになってきた。その理由と背景にあるものとは一体?

 

◆“悲しい投稿”で救われた

高木には現在、愛する妻と6歳の娘がいる。収入が激減し、貯金も切り崩し、将来に不安を抱えながらも、高木は“大黒柱”として家族を養っていかなければならない。

高木は自ら、「そんな自分に世間のみなさんは“不幸・可哀想・どん底”というイメージをもっていると思います」と分析するが、そのうえで、「幸せなんです、僕。僕の中では、実は幸せはずっと右肩上がりなんです!」と自信をもって話す。

高木は、なぜ苦しい生活のなかで「自分は幸せだ」と言い切れるのか?

©俺の持論/テレ朝POST

彼の中でヒントとなったのは、いまから4年前に“握手会”をした際のTwitterでの投稿だ。当時ネット上で大きな反響を巻き起こしたその投稿の内容は、握手会のお客さんがゼロだったというもの。相方の池谷と2人で座りながら寂しくお客さんを待っている写真も添えられ、その悲しすぎる姿が話題となった。

ただ、複数のネットニュースにも取り上げられ拡散したことから、多くの人から応援や励ましのメッセージが殺到。人気がない現実をSNSに投稿することで、結果的に人の温かさなどに救われることになったのだという。高木はこう話す。

「この投稿をしたことで、“さらけ出していいんだ!”って思えたんです。かっこ悪いことや恥ずかしいことも発信していいんだって、すごくラクになりました。発信することで、優しい言葉をかけてくれる人がいる。そのおかげで、いまは吹っ切れて『一発屋です!』って言えるようになりました」

そうして高木は、日々の悲しい出来事を詩的にSNSで発表するようになった。たとえば、以下のような文章だ。

「『いま手持ち少ないからこんな店ですまんな』そう言ってムーディ勝山さんは一尾しかない自分の天丼の海老を僕の蕎麦の上に乗せた。店内の誰も僕達には気付いていない。そう、全ては遠い過去になっていく。しかし未来に何があろうと、僕はこの蕎麦の上に乗る居心地の悪そうな海老を絶対忘れないだろう。」

「6歳の娘は目を閉じながら手探りで僕の膝を触り、目を開けて『…頭だと思ったら膝かあ』と残念そうに言う。娘は僕の頭の毛量を、膝の毛量レベルだと見積もっていたんだ。OK。間違いは誰にでもある。そんなことより、暗い闇の中にいても何かを発見しようとする彼女の姿勢こそが素晴らしいのではないか。」

悲しさの中にもユーモアがあり、また悲しさの中に小さな幸せを見出しており、思わずクスッとしたり情景を想像したりしてしまうこれらの投稿。高木は、この“文才”と“さらけ出した姿勢”により、いまネット上で人気を集めている。

 

◆身の丈に合った幸せ

©俺の持論/テレ朝POST

そして、このSNSの使い方や姿勢こそが、高木が苦しい生活においても自信をもって「幸せだ」と言える心をつくっている。

「不幸の中にこそ幸せがある」と風呂敷を広げる高木。彼の中でのその意味は、自分の不幸をありのままに受け入れ、生活の中にある小さな幸せを常に探して見つけ、“身の丈に合った幸せを感じよう”というメッセージだ。

たとえば高木の妻は、夫の仕事が激減し家にいることが多くなったとき、そのことを悲観するのではなく、「一緒にいられる時間が増えて嬉しい」と言ってくれたのだという。

不幸だと思われる状況でも、ちょっと見方を変えて幸せを見つけてくれる。そういう存在が妻として隣に居てくれることで高木は大きく救われ、そこから彼自身も、「仕事が無いのではなく、仕事ではない時間がたくさんある」「一緒にいる時間が長いからこそ、子供がすごくなついてくれてる」と、進んで“幸せ”を見つけるようになったそうだ。

そんな経験をふまえて彼は、「自分の身の丈にあった小さな幸せを集めれば、幸せになれる。他人の幸せを妬む前に、自分の不幸を笑い飛ばして幸せになろう」とまとめた。

昨今、「インスタ映え」という言葉が流行るなかで、SNS上で見栄をはったり自分を大きく見せたりする人も少なくない。それによって、「インスタ疲れ」という言葉も登場しているという。

しかし、それとは逆のSNSの使い方をしている高木がネット上で人気を集めているという事実は、多くの人に楽しく、ラクに、そして幸せに生きるためのヒントをもたらすかもしれない。<制作:俺の持論>

※次回番組情報:『俺の持論
2018年2月24日(土)0:45~1:15、テレビ朝日

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