韓国で40万人以上動員した大ヒット写真展が閉幕間近!2AMのチョン・ジヌンも緊急来日
韓国で40万人以上を動員し、大ヒットを記録した『YOSIGO 写真展 Holiday Memories -旅の瞬間-』。
本展が東急プラザ渋谷の特設イベントスペース(渋谷フクラス内3階)にて、12月26日(木)まで開催中だ。
ツーリズムとレジャーをテーマに、豊かな色彩と幾何学的な構図で世界各地を表現するスペイン生まれの写真家・YOSIGO(本名ホセ・ハビエル・セラーノ)の作品を200点以上展示する本展。
光と影の一瞬や人々の何気ない日常を俯瞰的に捉えることを得意とするYOSIGOの作品は、絵画と見まごうほどの色鮮やかさと立体感が最大の特徴だ。
本展ではYOSIGOが世界各国で捉えた作品を色あいや構図、訪れた土地など、ゾーンごとにテーマを設けて展示。「誰もが世界旅行に行くことができる」というコンセプトの通り、YOSIGOのレンズを通して旅しているような感覚を楽しめる。
空港のボーディング・ブリッジを彷彿とさせる通路を抜けると、「光と発見」と題されたゾーンが開幕する。
ここでの見どころは、「良い光は、他の何よりも大きなインスピレーションを与えてくれる」というYOSIGOの記憶に深く刻まれている、スペイン・ベニドルムで偶然発見した建築物。
「思いがけず目の前に現れた特徴的な建築物と、神秘的な光が重なった様子の美しさ」に圧倒され、その経験はYOSIGOが写真を撮り続ける原動力になっているそう。
そして、本展のテーマでもあり、YOSIGOが長期プロジェクトとして取り組む「ツーリズム(観光)」に関連する作品が、撮影場所のエリア名で区切られたゾーンに展示されている。
温泉施設を撮影するために訪れたというハンガリーの首都「ブダペスト」。
宮殿のように芸術的な施設を華麗に切り取った構図と、思い思いに温泉を楽しむ人々の飾らない表情とのコントラストは、つい見入ってしまう。
浴場では「人々がカメラを意識しないよう、腰の位置に掲げて撮影した」というYOSIGOだが、「逆に怪しまれたようで、怪訝な顔を浮かべている人もいるんだ」と笑いながら語った。
特筆すべきは、展示室の床に1トンの砂が敷き詰められた「ドバイ」ゾーン。
砂丘のカーブや砂波をデザインのように見立てたフレーミングによって、砂漠を“特徴的な建造物”のように魅せている。
一方で、砂面を捉えた作品は繊細な立体感があり、砂に足が沈み込む感触とともに眺めていると、YOSIGOと「砂丘で車が故障して立ち往生した」体験をともにしているような感覚を覚える。
そしてこの日、フォトグラファーとしても活躍する2AMのチョン・ジヌンがYOSIGOと会うために緊急来日。
実はジヌンは、以前からYOSIGOの作品の大ファンで、韓国でのYOSIGO展も訪れたという。
写真家の同志として、使用するカメラやレンズ、デジタルとフィルムそれぞれの良さなどについて意見交換しながら、並んで作品を堪能したYOSIGOとジヌン。
YOSIGOが同じ場所で撮影したという写真を眺め、「同じビーチなのに、写真ごとに感じるパワーがまったく違う!」と感動を漏らしたジヌンに対し、YOSIGOは「僕は気に入った場所があれば、何日でも同じ場所を訪れてベストな瞬間を狙うんだ」と応じるなど、会話を楽しみながらたっぷりと本展を堪能した。
※開催概要:『YOSIGO 写真展 Holiday Memories -旅の瞬間-』
期間 2024年10月1日(火)~2024年12月26日(木)
場所 東急プラザ 渋谷 特設イベントスペース
(東京都渋谷区道玄坂1丁目2-3 渋谷フクラス内3階)
開館時間 11:00~20:00
(金・土・祝前日は21:00まで、最終入場は閉館時間の30分前まで)