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フィギュア坂本花織×米倉涼子が語る「失敗しない」ために大切なこと。年齢差25歳の2人に意外な共通点

フィギュア坂本花織×米倉涼子が語る「失敗しない」ために大切なこと。年齢差25歳の2人に意外な共通点

12月6日(日本時間)、フランス・グルノーブルで開幕したフィギュアスケート・グランプリファイナル。

全6戦のシリーズ成績上位6名(組)による戦いで、日本からは男子2名(鍵山優真、佐藤駿)、女子5名(坂本花織、樋口新葉、吉田陽菜、千葉百音、松生理乃)、ペアの三浦璃来&木原龍一組が出場する。

注目は、連覇が期待される坂本花織。

世界選手権3連覇中の女王はカナダ大会(10月開催)、日本大会(11月開催)ともに優勝し、日本大会ではショート・フリーのトータルで今季世界最高得点を叩き出すなど、圧倒的な強さを見せている。

そんな坂本がこのほど、『劇場版ドクターX』<12月6日(金)公開>の主演を務める米倉涼子とスペシャル対談。米倉は対談の前日にも坂本の演技を現地に見に行くなど、フィギュアスケート好きでもある。そんな2人の意外な“共通点”が明らかになった。

米倉:「グランプリファイナル出場おめでとうございます。NHK杯は生で観ていました。すごく情熱的で、もう自分のことのように嬉しかったです」

坂本:「ありがとうございます。フリーは自分自身本当にノッて滑れました。試合で緊張すると守りに入ってしまいがちなんですけど、今回は攻めの体勢でいけたので、それがすごく良かったと思います」

米倉:「私、小さい頃からバレエを習っていて、コンクールって高校生ぐらいまでしか出たことがないんです。パフォーマンスする時ってどんな気持ちなんですか? いろいろな技を成功させないといけないし、お芝居も入り込まないといけないし、審査員のみなさんにも見せないといけないじゃないですか?」

坂本:「ジャンプやスピンなどのエレメンツを実施する時は、その時だけ一瞬ピュピュッて切り替えて集中していますね。ジャンプに意識がいきすぎると表現の部分がちょっとだけ疎かになることもあったんですけど、NHK杯では完全に集中力が切れずに、プログラムの中に溶け込むようなジャンプができた感覚でした」

米倉:「例えば『失敗しちゃうかも』とか『失敗しないように』とか、そういうふうに思うことはありますか?」

坂本:「あります」

米倉:「そりゃそうだよね。私は舞台でお芝居する時も、『失敗しちゃいけない』って思うと気持ちがちょっと違うところにいったりするから、失敗とかは考えないようにしようと思うんだけど、ワーッてなる時もあるじゃない。そういうのをコントロールするために、例えばリンクに出ていく前にすることはあるんですか?」

坂本:「とにかくリラックスしますね。力むと変な力が入ってしまうので」

米倉:「リラックスってどうやってするんですか? 絶対無理(笑)」

坂本:「普段から喋るのが大好きなので、あまり思っていることを溜め込みたくなくて、先生やトレーナー、連盟の方など、喋れる人とひたすら喋って、『やばい今めっちゃ緊張してる』って気持ちを全部吐き出します。あとはもう物理的に『あーっ!』てやったり」

米倉:「なんだか同じ感じ。年は違うけど気が合いそう。24歳が1人で氷の上に立って優勝を目指して頑張っていると思うと、泣けてきちゃう。もう年だって思っちゃう(笑)」

◆「失敗しない」に込められた思い

米倉が演じる『ドクターX』の大門未知子といえば、「私、失敗しないので」の決めゼリフがおなじみ。坂本は大門未知子の“絶対的な自信”に興味があるようで…。

坂本:「大門未知子さん役で、いつも『失敗しない』と言い切れるのはどうしてですか?」

米倉:「役だから(笑)。セリフだからね。普段はどちらかというと失敗することで経験を積んで大きくなっていく。失敗は成功の元だと思っている。大門未知子のセリフの『失敗しない』というのは、『失敗したくない』『失敗しないように』という気持ちが込められてるんじゃないかな。演技する前、コーチから『頑張って、失敗しないでよ』とか、言われたりします?」

坂本:「いや、『失敗しないで』とは…」

米倉:「そっか。あれってみなさんなんて言われているの? いつも演技前、コーチに声を掛けられていますよね」

坂本:「その時々によって違うんですけど、それまでの練習の調子を見て掛けるべき言葉を掛けてもらっています。調子が良かったら『今まで練習してきたことを信じて、自分を信じてやってきなさい』とか。ただただ試合を楽しんでいたジュニアの時は、先生もラフな感じで『全部(ジャンプ)降りなかったら、上がってこんでいいよ』とお茶目なセリフで送り出したり」

米倉:「長い付き合いの中で生まれるやり取りって、とても大切なんですね」

坂本:「そうですね。演技する前の最後の一言なので、やっぱり背中を押されています」

米倉:「グランプリファイナルに向けての目標や意気込みはどうですか?」

坂本:「NHK杯はショートもフリーも自分の今のベストが出せたのですごく良かったんですけど、やっぱり次は『これだけやったから大丈夫』って思えるぐらい練習して挑んでいけるようにしたいなと思っています。そうすると、もっと自信に満ち溢れた演技になると思うので、それをファイナルではやりたいです」

米倉:「すごいなぁ。私なんか毎日後悔。終わるたびに後悔。練習はやるだけやってこれ以上ないっていうほど準備はしたいけど、やり切っても『やったー!』と思うことなんてあまりない。『やったね!イェイ!今日の私100点!』みたいなことってあるんですか?」

坂本:「ごくたまに」

米倉:「いいなぁ。頑張ってください。応援しています!」

番組情報:『フィギュアスケートグランプリファイナル2024

◆地上波
12月6日(金)深夜0:15~ 女子ショート・ペアショート
12月7日(土)よる10:10~ 男子ショート・女子フリー・ペアフリー
12月8日(日)よる11:15~ 男子フリー・エキシビション

◆CSテレ朝チャンネル
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