中村憲剛、自ら解説!川崎フロンターレ初タイトルの裏にあった3つのキーワード
昨シーズン、創部21年目にして悲願の初タイトルを手にした川崎フロンターレ。その中心人物でフロンターレ一筋15年の中村憲剛が、2月11日(日)放送のスポーツ情報番組『Get Sports』に出演。
番組ナビゲーターの中西哲生を聞き手に、リーグ優勝の裏にあったチームの大きな変化を3つのキーワードで解説してくれた。
◆リーグ最多得点も、優勝のカギにあげたのは“守備”!
川崎フロンターレといえば、リーグ屈指の攻撃力が魅力のチーム。
昨シーズン、最優秀選手と得点王を獲得したFW小林悠を筆頭に、チームはリーグ最多の71得点を記録している。しかし今回、中村憲剛が真っ先にあげた優勝の要因は、なんと「攻撃」ではなく「守備」だった。
「いままでやっぱり攻撃にいいもの持ってたチームでしたけど、それがはまらない時にコロッと負けてしまったり隙が生まれてしまったり。やっぱり守備もしっかりやることで大崩れしない負けにくいチーム、粘り強いチームになりました」
事実、チームの失点はリーグで3番目に少ない。そんな中、先述したとおり、得点ではリーグトップをマーク。一体どのようにして攻撃と守備を両立させることが出来たのか。
「守備が表にでると守備的なチームみたいになっちゃいますけど、攻撃のために守備をする。自分たちがボールを握って、相手にはボールを保持させないっていうそういう戦い方を目指して、攻守に圧倒しようという話をずっとしてたので」
チーム最大の武器である攻撃力を活かすために、常にボールを保持出来るような守備をする。そんな理想論とも言える戦術を、フロンターレは実際に体現することが出来ていたというのだ。
その裏にあったのは、中村があげた優勝のカギにあげた2つのキーワード、「守備のスイッチ」と「カウンタープレス」。今回、実際に試合映像を見ながら自ら解説してもらっているが、守備の話をしているようで、その本質は実に攻撃的。
驚きのメカニズムについて、詳しくはぜひ放送をご覧頂きたい。
◆アシストランキング1位!華麗なパスを成功させていた「中村憲剛の視野」とは?
そしてもちろん、フロンターレの優勝を語るには攻撃面も欠かすことは出来ない。番組では、昨シーズンのアシストランキング1位に輝き、川崎フロンターレの攻撃を支えた中村憲剛のパスに迫った。
「どうやって出したのって言われるの、一番好きなんですよ。いつ見てたのとか」
本人がこう語るように、まるで針に糸を通すような芸術的なパスは、「なぜそんなところに通せるのか」と不思議なほど。例えばこのシーン。
この時、相手の守備は9人。ディフェンスラインもきれいに整っている状況だ。それにも関わらず、このあと中村は一瞬のひらめきによるパスで得点を演出している。
そこに隠されていたのは、パスを送る前に行っていた確認作業。一体何を見て、何を考えていたのか。番組では、優勝の3つ目のキーワードとして「中村憲剛の視野」を分析。中村が昨シーズンでナンバーワンだと語ったパスなど、試合中の視野を再現しながら解説してもらっている。
来シーズンに向け、大久保嘉人、齋藤学という強力なフォワードも加入し、益々注目度の高まる川崎フロンターレ。2月11日(日)放送の『Get Sports』は、そのサッカーの真髄を凝縮した内容となっている。
※番組情報:『Get Sports』
毎週日曜日夜25時10分より放送中、テレビ朝日系(※一部地域を除く)