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「その歌を歌ったら有吉くんが泣いたんです」28年前の伝説の番組で…サンプラザ中野くんが語る感動の瞬間

10月24日(木)に放送された『徹子の部屋』には、爆風スランプのサンプラザ中野くんとパッパラー河合が登場。デビュー40周年を迎えた彼らが自身の楽曲にまつわるエピソードを語った。

爆風スランプの代表曲といえば『Runner』。応援ソングとして幅広く親しまれているが、実は最初から応援歌として作られたわけではなかったとサンプラザ中野くんは語る。

もともとは、ベース担当のメンバーがバンドを辞める際、「自分たちは音楽を続けるから、再会したときに語り合おう」というメッセージを込めて作った個人的な楽曲だった。しかし、ある番組でスポーツの応援の場面で使われたことから、応援歌として広まり、大ヒットに繋がったという。

「自分では違和感があったんですよ。誰も応援して書いていないのに、応援歌として世の中に認められている。変だなと思っていた」と、当時抱いた正直な思いを語った中野くん。

しかし、ヒットから5年ほど経ったとき、中学時代にかけられたある言葉を思い出し、納得することに。

「中学生のとき、応援団をやっていたんですね。一生懸命俺が応援していたら、顧問の先生が『中野の声で応援されたら選手も頑張れるよ』って。そうなんだと思っていたんですけど、(のちに)『わかったぞ。俺の声は応援向きなんだ!』と」

『Runner』が応援歌として世に受け入れられたのは、自身の独特な声が応援に適していたからだと気づいたそう。「これからは応援歌を前向きに作っていこう、歌っていこうと思いました」と、当時の決意を明かす。

また、中野くんはもうひとつの自身の応援歌『旅人よ』についても振り返った。

この曲は、有吉弘行がお笑いコンビ・猿岩石時代に出演した、過酷なヒッチハイク旅をする番組企画の応援歌として作られた。1996年に放送されたこの企画は、当時社会現象になるほど大ブームに。中野くんと河合はインドで旅する猿岩石に、この曲を披露しに行ったという。

「有吉くんがお腹をすかせてボロボロの衣装でやっていたところに2人で行って、その歌を歌ったら有吉くんが泣いたんです」と感動の瞬間を回想。「それぐらいの応援歌なんですよ」と誇らしげに語っていた。

そのほか番組では、『Runner』が縁でフルマラソンに挑戦した中野くんのエピソードが語られている。結果は散々なものだったが、有森裕子に褒めてもらったのだそう。

また、黒柳徹子の前で『Runner』を披露する場面も。

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※番組情報:『徹子の部屋
毎週月曜~金曜 午後1:00~午後1:30、テレビ朝日系列