“ポツンと一軒家”の道中でクマ出没注意の看板!辺りは木に覆われ…「いつ出てきてもおかしくない」
日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』。
10月6日(日)は、ゲストに三宅裕司と樋口日奈を迎えて放送される。
岩手県の山の谷間を切り裂いたような土地でポツンと一軒家を発見。綺麗に整備された畑がある敷地に、屋根がいくつも密集しているように見える。
水田が広がる最寄りの集落へとやって来た捜索隊は、無人販売所で作業をする女性に声をかける。
夫婦で衛星写真を確認してもらうと、かつては3軒の集落だったそうだが、現在は「夫婦で暮らしている1軒しかないですね」とれっきとしたポツンと一軒家のようだ。
集落から一軒家までは6キロほどと、かなりの距離があるようで「途中からは砂利道になりますよ」と丁寧に道を教えてくれた。
集落を後にすると、辺り一面が木に覆われた山の中へとどんどんと入っていく捜索隊。
険しい山道で「クマ出没注意」の看板を目にした捜索隊は「たしかに、クマがいつ出てきてもおかしくないような森のまっただ中です」と、いくら進んでも家があるようには見えない。
その先、山が開けると、綺麗に整備された畑が目に飛び込んでくる。
そんな深い山奥の地で捜索隊を笑顔で迎えてくれたのは80歳の男性と、77歳の妻。
家の周囲にはクマ除けが設置されており、「長く暮らしているけど、クマを見たのは初めてのこと」と、ここ最近になってクマが出るようになったとか。
ご先祖がこの地にやって来たのは明治初期の頃。山奥の土地を開墾し、稲作や林業、食用馬の畜産などを生業にしてきたのだという。
「かつては3軒の集落でしたが、25年前からポツンと一軒家に」と笑う夫婦。多くの建物があり、かつて豆腐を作っていた頃の“豆腐小屋”やお風呂、畜産業をしていた頃のサイロや機材庫、さらには明治期に造られた蔵などがあるそうだ。
結婚生活は58年。長く山奥で暮らしてきたが、「主人は怒ることがないので、今まで暮らしてこれました」と妻はにっこりほほ笑む。
現在、畜産業は廃業したものの、仲良く畑の手入れをする、風景に溶け込んだ夫婦の暮らしぶりとは…。
※番組情報:『ポツンと一軒家』
2024年10月6日(日)午後7:58~午後8:56、ABCテレビ・テレビ朝日系列にて全国ネット