新海誠監督が映画『君の名は。』に対して持つ“相反する2つの気持ち”とは?
2018.01.01
2016年8月に公開され、歴史的な大ヒットを記録した新海誠監督の長編アニメーション映画『君の名は。』。
その超話題作を新春1月3日(水)に、テレビ朝日が地上波として初放送する。
そんな同作の地上波初放送に際し、新海誠監督にインタビューを実施。
テレ朝POSTでは3回に分けてその内容をお届けする。
–映画『君の名は。』を作られたとき、作品が長く支持されることを意図していましたか?
新海誠:「今後、10年20年たったときに『君の名は。』というものがどういう感触をもって見られる映画になっているかは全然分からないです。
もともと10年20年残る映画にしたいと思ったわけでもないんです。
“いま”見てもらいたい映画として作りました。
2018年のお正月なら、『君の名は。』は“いまの映画”だと思うんです。でもこれが5年たったらどういう風になっているか、わからないなと。
でも、そういうもの(長く支持される作品)になったらいいなという気持ちはすごく強くあります。
それと同時に”いま”を切り取るだけでもいい、と思う気持ちも強くあります」
同作品に対して相反する2つの気持ちがあることを明かした。
◆「2018年の抱負は本当にシンプル」
さらに元日ということで、特別に新海監督に新年の抱負を伺った。
新海誠:「お正月、映画を見て下さる皆さんそれぞれ、きっと色々な抱負があるんでしょうけど、僕の2018年の抱負は本当にシンプルでただひとつ。
今作っている映画をとにかく完成に近づける、もうそれだけです。
そのこと以外は全然考えられない年にしたいし、ならざるを得ないと思います」
※番組情報:映画『君の名は。』
2018年1月3日(水)よる9:00、テレビ朝日系24局