『DOCTORS』3年ぶり復活!沢村一樹「作品のなかでは野際さんが生き続けて行く」
沢村一樹の代表作とも言える本格医療ドラマ『DOCTORS~最強の名医~』が、約3年ぶりに復活する。
『DOCTORS~最強の名医~』は、2011年10月クールに連続ドラマとしてスタートし、その後も連ドラシリーズのパート2・3に加え、スペシャルドラマ2本を放送する人気シリーズとなった。
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そんな同作が、2018年1月4日(木)にスペシャルドラマとして復活することが決定!
今回も、沢村演じるスゴ腕外科医・相良と高嶋政伸演じる“腕は確かだが人間性にやや問題アリ”な外科医・森山卓が対立しながらも患者を救う医療のために尽力していく、という同ドラマの魅力はそのままに、登場人物たちのキャラクターもパワーアップして登場する。
◆森山卓が新院長に!
相良が勤務する、まもなく創立100周年を迎える堂上総合病院。院長の堂上たまき(野際陽子)のもと、地域に根付いた医療を目指してきた同病院だが、そのたまきが突然ブータンで開業を決断。日本を離れてしまったたまきに代わって、甥であり、たまきの心配のタネでもあった森山卓が新院長に就任する。
しかし性格にやや難アリな森山新院長は『関東病院長会議』で他病院の院長からバカにされた挙げ句、うさん臭い経営コンサルタントを招き入れ、さっそく病院経営に迷走。医師、看護師たちからも反感が出始めるなか、相良は…?
そして、そんな相良の元には生体肝移植手術を求め、ひとりの女の子とその両親がやってくる。他病院からの転院で移植手術を希望する家族に、一旦は受け入れを了承したものの、経営コンサルタントの入れ知恵により森山新院長が「断れ」と言ってくる事態に。
しかし、患者のためなら多少の荒事は厭わないのが相良の信念。理想の実現のため、視聴者もびっくりな“策士”ぶりを今回も見せる。
パート1から続く“相良vs森山”の対立構図は、今作でも健在。ふたりの丁々発止のやり取りや絶妙な駆け引きに注目だ。
◆卓ちゃんの“ママ”が初登場!
さらに今回は森山新院長の“ママ”も初登場。これまで謎のベールに包まれていた「卓ちゃんのママ」がついに物語に姿を現す。
「卓ちゃんのママ」こと、森山日美子を演じるのは松坂慶子。優しいお母さんを演じさせたら右に出る者はいない松坂、その柔らかな雰囲気と優しい語り口は、息子を溺愛する日美子そのもの。
今回の『DOCTORS~最強の名医~』新春スペシャルでは、松坂と高嶋が繰り広げる「ママと卓ちゃんの日常」を楽しめる。
そんな日美子だが、ある日急激な腹痛を訴え、堂上総合病院に搬送されてくる。日美子の主治医を引き受ける森山。しかしその矢先、緊急手術の必要性が浮上し、森山は実の“ママ”にメスを入れることになってしまう。
はたして森山は、平常心で母親の手術に臨むことができるのか?
◆沢村一樹「作品の中では野際さんが生き続けて行く」
そして、沢村一樹、高嶋政伸、松坂慶子は、それぞれ以下のコメントを寄せている、
※沢村一樹(相良浩介役)コメント
今回『DOCTORS~最強の名医~』のスペシャルをやると聞いたとき、「やっと出来る!」というのが率直な気持ちでした。でも実際撮影に入ってみると、不思議と久しぶりな感じがしなくて…(笑)。やはり長くやってきたシリーズだからなのでしょうか…。
高嶋政伸さん演じる森山先生の奇怪っぷりと珍行動は相変わらず、というかさらにパワーアップしていますし、今作で新たに登場する、松坂慶子さん演じる森山先生のお母さんもなかなか強烈なキャラクター。おふたりの絡みにはまったく違和感がないんです(笑)。なんて最高のキャスティングなんだろう!と驚いてしまいました(笑)。高嶋さんも、“卓ちゃん”という役がとても好きなのでしょうね、現場でも楽しそうに演じていらっしゃいました。
そして僕が演じる相良の策士ぶりもパワーアップしています。森山先生に対する“イジワル度”は前よりも増していて、翻弄させてやろうという強い意図を持ってやっている感じ。パート1のときの相良に戻っているような部分もあるので、そのあたりも楽しんでいただけたらと思います。
今作は野際陽子さんがお亡くなりになってから初めての『DOCTORS~最強の名医~』でした。
松坂さんが劇中で森山先生のことを「卓ちゃん」と呼んでいるのを見ると、やはり野際さんが「卓ちゃん」と呼んでいたあの姿を思い出してしまうんです。野際さんが作品の中で大きな柱を担ってくださっていたのは間違いないですが、もしかしたら森山先生のあのキャラクターを作り上げたのも、野際さんだったのかもしれないな、と感じています。
正直僕はまだ野際さんがいらっしゃらないこと、ピンときていないんです。
「でもこのドラマが続く限り、作品のなかでは野際さんが生き続けて行くのだと思います」
見てくださる皆さんにも、そんな気持ちを抱いていただけたら、と思います。
新春1月4日の放送となりますが、お正月をゆっくり過ごして「さぁ、今年もバリバリ働くぞ!」という時期の一歩手前に、ご自宅で2時間楽しんで見ていただけたら嬉しいです。
※高嶋政伸(森山卓役) コメント
3年ぶりに『DOCTORS~最強の名医~』をやることになりました。また森山卓を演じられるとは夢にも思っていなかったので、本当に嬉しいです。森山先生は独特のテンションなので、台本を何度も読み返して役を身体に馴染ませているのですが、長くやってきたチームなので、みんな気心も知れていますし、撮影現場もとても和やかに進行しています。
今作で森山先生は堂上総合病院の院長に就任します。ついに院長というポジションに就いて、お坊ちゃま度、お人好し度にも拍車がかかってくるのですが、松坂慶子さん演じる“ママ”の存在によって、院長としてはちょっと足を引っ張られてしまうんです。超マザコンな卓ちゃんが“ママ”を巡って繰り広げるバタバタや空回りは、まさに福田さんの脚本の面白さだなと思います。
今回は卓ちゃんの代名詞でもある「んんんっ」のバリエーションが増えているんです。怒りや悲しみを表現し、もはや“言語化”したさまざまなパターンの「んんん」が飛び出しますので、視聴者の皆さんには是非楽しみにしていただければ…。おじいちゃん・おばあちゃん、お父さん・お母さん、お兄ちゃん・お姉ちゃん…ご家族揃って見ていただき、笑って、そしてときにホロッとしながら楽しんでいただけたら幸いです!
野際陽子さんがお亡くなりになって、初めての『DOCTORS~最強の名医~』ということもあり、スタッフ・キャストのみなさんからも熱い思いを感じています。そういった熱気も見ていただく皆さんに伝わっていけばいいなと思っています。
※松坂慶子(森山日美子役) コメント
沢村一樹さん、高嶋政伸さんとは以前からお仕事でご一緒するたびに、とても熱心で素敵な方々だなと思っておりましたので、今回『DOCTORS~最強の名医~』に出演させていただくことを、とても嬉しく思っています。脚本も本当に面白く、思わず吹き出してしまうようなシーンもあって…。是非やらせていただきたい、とお返事したんです。
まるで音楽を奏でるように、気持ちよくストーリーが展開していく脚本、そして撮影でも、コミカルなシーンも真剣に撮影されていて、ワンシーンごとに熱気、そして皆さんがこの作品を好きな気持ちが伝わってきて、それがとても素敵だなと思いながら参加させていただきました。
主演の沢村さんは本当に素敵な方。佇まいも落ち着いていらして、撮影のアイデアを出されるときも物静かにおっしゃられるんです。「お人柄だなぁ」と思って、いつも見ているんです。
私が演じた日美子は、きっといいお家柄の家庭でのびのびと育った、スケールの大きい女性なのだと思います。そしてそういうお母さんから生まれた卓ちゃんだからこそ、あのようなユニークな子に育ったのだろうな、と。何か突拍子もないことを言ったり、個性的な行動をしたり、というのも、きっと育ってきた環境の中では普通だったのかも…(笑)。野際陽子さんが演じられていた日美子の姉・たまきさんもスケールの大きな女性でしたし、その妹ですものね。卓ちゃんも日美子さんも、そんなスケール感の大きいところが大好きです!
ときにコミカルな中にシリアスな心情をすくい上げる、とても見ごたえのある作品となっておりますので、皆さんも是非楽しみにしていただけたらと思います。
※番組情報:『DOCTORS~最強の名医~新春スペシャル』
2018年1月4日(木)午後9:00〜、テレビ朝日系24局