あなたの「駅前」もきっと出てくる。日本中の駅前をたどる新番組『あなたの駅前物語』
あらゆるものが交錯し、すべての人々に安堵のような思いを与えてくれる空間「駅前」を紹介する新番組『あなたの駅前物語』が4月6日(木)にスタートする。
この番組では、日本中の駅から独特な物語や風情を持つ「駅前」を選び、人・暮らし・自然・味・文化・歴史・経済など様々な観点からぶらりと訪ね、自然と「一度、行ってみたいね」と感じさせる温もりを届けていく。
◆俳人・黛まどかが「駅前」の情景を詠む
番組のナレーターを務めるのは、2002年に『京都の恋』で第2回山本健吉文学賞受賞し、2010~2011年には文化庁「文化交流使」としてパリを拠点に欧州でも活動していた俳人・黛まどか。毎回、訪れる「駅前」の情景を俳句で表現する。
今回のナレーターとしての出演に黛は、「一人一人の中に出逢いや別れなど、駅にまつわる思い出があるように、どの駅にも私たちの知らない歴史や物語があります。これまで何気なく通り過ぎていた駅に、いつか訪れるかもしれない駅に刻まれた物語を、俳句を添えてご紹介してゆきます」とコメント。
そして、一句。「別るるも逢ふもこの駅雪催 まどか」。
このように語る彼女が詠む俳句も見どころのひとつだ。
◆4月6日(木)の放送では「盛岡」の駅前を訪問
JR東日本&いわて銀河鉄道の盛岡駅。
盛岡は県庁所在地として岩手県の行政・産業・文化の中心であり、盛岡駅は仙台に次ぐ東北のキーステーションだ。初回はこの盛岡駅の駅前をたどる。
そうして訪れたのは、盛岡駅前を歩いた先にある「開運橋」。
この「開運橋」は、通称「二度泣き橋」とも呼ばれ、盛岡を去る人々と盛岡へやって来た人々の様々な思いが交錯する舞台でもある。そんな橋の上で出会ったのは、東京で仕事をするため、今春に生まれ育った盛岡を発つという高校生。慣れ親しんだ光景を前に彼が口にした言葉は…。
そして、「ふるさと」「北国」「旅立ち」をモチーフに、黛はどんな句を添えるのか。
※番組情報:『あなたの駅前物語』
2017年4月6日(木)スタート、【毎週木曜】よる11:10~11:15、テレビ朝日(関東ローカル)