ドラマ『オトナ高校』、三浦春馬と黒木メイサの斬新すぎ&ピュアすぎる関係
10月より放送されている土曜ナイトドラマ『オトナ高校』。
深刻な少子化問題に歯止めをかけるべく、政府が異性との性経験がない30歳以上の男女を公的機関「オトナ高校」に集め、そこで“生徒”たちが性や恋愛について学ぶ――そんな設定が放送前から注目を集めていた本作だが、同時に話題になっていたのがその“生徒”たちのキャスト。
30歳を過ぎても未経験の生徒の中に三浦春馬と黒木メイサがいる、という事実はドラマファンを大いに驚かせた。
そして、劇中でのこの2人の関係性は、これまでのどんなドラマでも見られなかったものとなっている。
11月11日(土)に第4話が放送される同作だが、これまでの2人のエピソードや関係を振り返ってみよう。
◆「エリート」と「キャリアウーマン」
三浦春馬演じる本作の主人公・荒川英人(あらかわ・えいと)は、東大卒でトップバンクの幹部候補。さらに高身長・高学歴・高年収という自他共に認めるエリートでありながら、実は生まれてから一度もセックスをしたことがない人物だ。
「オトナ高校」でのニックネームは、“チェリー”と“エリート”を足して「チェリート」である。
対して、黒木メイサ演じる園部真希(そのべ・まき)は、商社で働いているバリバリのキャリアウーマン。
容姿端麗であるが、好意を持った男性はだいたい既に誰かのもの…ということが多く、「オトナ高校」に入学してからも上司と不倫をしている。さらに、彼女の恋愛観は重すぎるため男性からなかなか抱いてもらうことができず、その結果30歳を過ぎても未経験。常に2番手であるため、「スペア」というニックネームが付けられている。
ともに「オトナ高校」には入学したくなかった2人。
英人は入学直前まで“回避”のために初体験を済ませようと奔走するも、あえなく失敗し入学。真希は入学後に全員の前で「オトナ高校」の理念に堂々と文句を言うという気の強さを見せつけたが、結局不満を抱き続けながらも生徒として通い続けている。
◆2人でついた「ウソ」
そんな2人とあって、一度“共謀”して「オトナ高校」を卒業しようとしたことがある。同校の卒業条件は、初体験を済ますこと。つまり2人は、「私たちはヤリました」とウソをついたのだ。
その大きなきっかけは、英人が真希の“不倫現場”に乗り込んだことだ。
東大卒の“デキる”上司にまるで信者のように虜になってしまっていた真希。学校でも、「私は上司を尊敬しているから一緒にいるだけで、普通の男女の色恋とは次元の違う崇高な関係なの」などと言っていたが、そんな真希の目を覚ますため、英人はその上司と真希が一緒にいるところに現れたのだ。
そこで、「処女!」「童貞!」などとお互い激しく罵り合いながらも、英人はなんとか真希の上司への想いを断ち切ることに成功。この英人の“奔走”に心打たれた真希は、「プレゼントしてあげる、私のバージン」と言ったのである。
しかし2人は、そこで実際に行為に及ぶことはなく、口裏を合わせて“ヤッたことにする”という方法を選んだ。ただ、そこは厳しい公的機関である「オトナ高校」。結局ウソがバレてしまい、さらに英人は唯一のウソ回避手段であった“教師の前でのキス”をすることができず、「意気地のない男は嫌い」と真希にすっかり嫌われてしまった。
◆ピュアすぎる2人
これまで、オトナの美男美女同士の男女関係というのは数えきれないほど多く描かれてきたが、その2人が「処女!」「童貞!」と罵り合う関係であったことは初めてだろう。
まさにドラマの中の男女として“新しすぎる関係性”となっている英人と真希だが、彼らは2人とも、未経験だからこそ非常に純粋(ピュア)かつ素直。相手が自分のために何かをしてくれればすぐに心動かされるし、ときにすぐ勘違いもしてしまう。
また、2人がウソをついてでも行為に及ばなかったのは、お互いどこかで相手の“初めて”を尊重する気持ちがあったからだ、ともとることができる。
基本的にはいつも言い合っているが、お互い内心では気にかけていることが伝わってくる英人と真希。この2人、まだまだ展開がありそうだ。
そして、11月11日(土)放送の第4話では、さっそく2人の関係に変化が!
英人が東大卒のエリートだと知った途端、あれほど冷たかった真希の態度が急変。妙に優しくなり、それによって英人は真希が自分に気があると猛烈に意識し始めるのだ。そして、「オトナ高校」の“保健体育の授業”で、あろうことか2人で「体位の実演」をするという驚きの展開も…!
さらに、劇中で行われる“1泊2日の合宿研修旅行”では、2人のまさかの混浴シーンも!
いったい、2人はどうなっていくのか?! 新しすぎる関係性の彼らから目が離せない!
※番組情報:土曜ナイトドラマ『オトナ高校』第4話
11月11日(土)よる11:05~11:59、テレビ朝日系24局