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【世界ラリー(WRC)】オジェ、5年連続王者に!7人目の優勝者も誕生 第12戦ラリー・GB デイ4結果

現地時間の10月29日、FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦「ラリー・GB」のデイ4(SS8~SS16)が行われた。

ラリー・GB最終日、イギリス出身のドライバー、エルフィン・エバンス(フォード)が見事母国での初WRC優勝を決めた。今季、これで7人目の優勝ドライバーが誕生したことになる。さらに言えば、第7戦のラリー・フィンランドで初優勝したトヨタのエサペッカ・ラッピに続いて、シーズン2人目の初優勝が母国WRCという珍しい記録も誕生した。

2位にはヒュンダイのティエリー・ヌービル。3位にはフォードのセバスチャン・オジェが入った。

オジェはこの3位表彰台と最後のパワーステージで4位のタイムを出し、17ポイントを獲得し合計215ポイント。2位のヌービルはパワーステージをトップとなったものの、23ポイント獲得で合計183ポイントとなり、オジェとの差を30ポイント以内にすることが出来なかった。

この結果、オジェがドライバーズチャンピオンシップタイトルを獲得5年連続王者となった。また、チームのMスポーツ・フォードは初のマニュファクチュアラータイトルを獲得した。

初WRC優勝を母国で決めたエバンスは、「これまでの何年間もの間、僕のために一緒に過ごしてくれたすべての人に感謝しているよ。本当に多くの人がこの勝利のためにサポートしてくれた。この勝利はそうした人々に捧げたい」と喜びを語っている。

そして5年連続王者を決めたオジェは、「最後のフィニッシュラインを越えた瞬間は感傷的になったよ」と、突然のVW撤退から何事の準備をする間もなくチームを移ってチャンピオンを守った気分を語った。

トヨタはエースのヤリ‐マティ・ラトバラが5位入賞。ただ本人はSS19まで4位でありながらSS20で5位に落ちてしまった走りに納得いかなかったようだ。

「SS20は路面が磨かれたような滑りやすい状態で、まともにマシンが曲がらなかった。たぶんヤリスWRCにとって、いままででいちばん最悪な状態だったと思う。本当にストレスを感じる状態になってしまっていたんだ」と悔しい胸のうちを語った。

いよいよWRCシーズンも次が最終戦。ラリー・オーストラリアは、11月16~19日に開催される。

なお、RC1の1~10位までの結果は以下の通り。