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【世界ラリー(WRC)】フォードがトップ3独占! 第12戦ラリー・GB デイ2結果

現地時間の10月27日、FIA世界ラリー選手権(WRC)第12戦「ラリー・GB」のデイ2(SS2~SS7)が行われた。

この日総合トップに立ったのは、フォードのエルフィン・エバンス

地元イギリス出身の28歳の若手で、まだWRC未勝利ながら、今季はラリー・アルゼンチンとラリー・フィンランドで2位に入っており、「三度目の正直」でWRC初勝利を目指している。2位と3位にもフォードのオット・タナック、セバスチャン・オジェが続いており、フォードがトップ3を独占する形となった。

王者オジェを追うヒュンダイのティエリー・ヌービルは4位、トヨタのエース、ヤリ‐マティ・ラトバラが5位に続く。

5年連続王者を狙うオジェは、憎らしいほどに冷静な対応をしていた。「今日の午前中は決して良い感じではなかったので、午後は少し限界近くまで攻めてみたんだ」と、状況をみながら走り方を変化させていたことを語った。

そして、可能性は低いながらも逆転王者を目指すヌービルだったが、「僕たちはもっと高いレベルで争えるはずだったのに…。スピードはあるんだけど、もうかなりタイムをロスしてしまった。ここから巻き返すのはかなり難しい…」と、早くも諦めムードを漂わせていた。

そして、トヨタのエース・ラトバラは、「僕としてはやれることはすべてやったつもりだよ。ただ、マシンのトラクションが全然でね。まるでグリップしないんだ。アンダーステアも酷い状態だ」と、小石が多く滑りやすい路面に苦労していた。セッティングを変更し、3日目からの巻き返しを図りたいところだ。

ラリー・GBの3日目はSS8からSS16を争う。なお、RC1の1~10位までの結果は以下の通り。