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遺体とドライブ?!市村正親らが60歳迎えたワケあり男女の“青春”ドラマに!

50年ぶりに再会した“奇妙な同窓会”からはじまる大人のための泣き笑いロードムービー『最後の同窓会』

©テレビ朝日

11月26日(日)に放送されるこのスペシャルドラマの舞台は、60歳の同窓会。60歳といえば、仕事や家庭にひと区切りがつき、人生を振り返る年齢だ。

そんな節目の年の同窓会に集まったのは、小学生時代、同級生だった5人の男女。しかし、5人は“定年退職後の人生に迷った男”“余命宣告を受けた男”“強盗事件を起こして逃走中の男”“鬼嫁に虐げられているマドンナ”“ひとり娘に拒まれている男”など、皆さまざまな事情を抱えており、老い先も真っ暗。「素晴らしい人生だった」と手放しで言うことができるメンバーはひとりもいない…

しかし、仲間のひとりが突然死を遂げたことにより現実を直視した彼らは、亡くなった仲間と孫娘の最後の約束をはたすため、“遺体を孫娘のピアノ発表会まで送り届けよう”と決意する。

こうして突如スタートした“遺体とのドライブ”は思いもよらぬハプニングの連続。波乱の旅を続けるうち、彼らは子どもの頃のワクワクした気持ちを思い返し、生きる希望をよみがえらせていく。

◆脚本は名手・岡田惠和が担当

この“奇妙な同窓会”からはじまるこの物語を紡ぐのは、連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK)など切なく繊細な物語を描き続け、日本中に感動を届けてきた脚本家・岡田惠和

本作もまた観終わった後、「人生、捨てたもんじゃない!」とさわやかな思いが胸にわき上がる、味わい深い極上のヒューマンコメディーに仕上がっている。

◆ベテラン俳優たちが集合!

©テレビ朝日

そんな本作で、小学校時代は皆のリーダーだったのに今は冴えない主人公・高槻功を演じるのは大ベテラン・市村正親

また、同窓会のメンバーには片岡鶴太郎角野卓造でんでんら、熟練俳優たちが勢揃い。そして紅一点のマドンナ役は、松坂慶子が演じる。

◆撮影現場は“同窓会”状態!

ほぼ同世代が集まった撮影現場は和気あいあいで、主演の市村が「とても楽しい現場でした。皆、同じ時代を生きて来たので、“あれを見た”とか、“これを読んだ”とか、“体のどこが痛い”とか、いちいち話が合うんです(笑)」と語るように、まさに“同窓会”状態…!?

遺体を連れてドライブするシーンでは、男性陣が革ジャン&サングラスの“ちょいワル”風の衣装に身を包み、吉田拓郎の名曲『結婚しようよ』を熱唱。死体を演じるでんでんの手足を片岡が歌に合わせて動かすアドリブを披露し、切なくも笑える名シーンが誕生した。

“イイ年”をした大人たちがおかしな旅を繰り広げていく、泣き笑いロードムービー『最後の同窓会』。平成29年度文化庁芸術祭参加作品の同作は、絶対に見逃せない!

©テレビ朝日

そして、『最後の同窓会』に出演する市村正親、片岡鶴太郎、角野卓造、でんでん、松坂慶子は、本作について以下のコメントを寄せている。

◆市村正親 コメント

(以下、市村正親 コメント)

「台本を読んで、まず“いい物語だなぁ”と思いました。どことなく『スタンド・バイ・ミー』の雰囲気が漂っていて、非常にやりがいのある作品だと感じましたね。自分の同窓会とも重なるところが多々あり、深刻な会話を交わす場面では“こういうことってあるよな”“切ないなぁ”としみじみ実感しました。

5人が車の中にひしめき合う形で撮影しましたが、とても楽しかったですね!(松坂)慶子さんとずっと近くにいることができてうれしかったのはもちろんですが、皆、同じ時代を生きてきたので、“あれを見た”とか、“これを読んだ”とか、“体のどこが痛い”とか、いちいち話が合うんです(笑)。現場では、皆で鶴ちゃん(=片岡鶴太郎)に健康法を教えてもらいました」

◆片岡鶴太郎 コメント

(以下、片岡鶴太郎 コメント)

「台本を読んでキャスティングを聞いたとき、この作品は絶対にいけるなと思いました。まさに最高の“座組み”ですね! キャストの皆さんとは話も合うのですが、なぜかトイレに行くタイミングまでピッタリ合いました(笑)。

同級生でなければ出てこないような言葉を台本が綿密に表現していて、角野卓造さんが病名を告白するところなどは素晴らしいお芝居で、もしや本当に病気なのではと思ってしまうほどでした(笑)。

私は死体を生きているように見せるため、操り人形のように動かす役だったのですが、死体役のでんでんさんがかなり自主的に動いてくれたんです。死体なのに運動量が多かったでんでんさんは皆の中でいちばん汗をかいて、衣装さんに怒られていました(笑)」

◆角野卓造 コメント

(以下、角野卓造 コメント)

「最初に台本を読んだとき、2、3回泣きました。でも撮影現場に来たら、笑ってばかりでしたね。同世代なので、皆、ひざが痛かったり、ほかにも具合が悪いところが同じで…(笑)。とにかく撮影がとても楽しかったですね。

私はすい臓がんで余命宣告されたのを機に仲間に会いたくなって同窓会を呼びかける男の役でしたが、皆が集まった場面を撮影したときは本当にすい臓あたりに何か異変がありそうな気がして参りました(笑)」

◆でんでん コメント

(以下、でんでん コメント)

「死体役は何度か演じたことがありますが、こんなにアクションが多くて疲れる死体は初めてです(笑)。だって、生きているときより動いているんですから!

僕自身、毎年、少人数で同窓会を開いていますが、感じるところは同じだなと、台本にものすごくリアリティーを感じました。ドラマをご覧になった皆さんにほろりと泣いていただくことができたら、僕らが表現したかったことが達成できたなと思えるはず。ぜひ多くの皆さんに観ていただきたいですね」

◆松坂慶子 コメント

(以下、松坂慶子 コメント)

「私は市村正親さんの大ファンでよく舞台も拝見していましたが、市村さんをはじめ、皆さん本当に素敵な方ばかり。皆さん、“人間力”があるから話題が豊富で、ちょっとした空き時間にお話しを聴くのも面白くて、毎日現場に来るのが楽しみでした。

岡田惠和さんの台本は大変素晴らしく、“さすが!”のひと言。心の琴線に触れる素敵なお話で、監督がそれをさらに盛り上げて面白く演出してくださいました。仲間が死んでしまうという、哀愁も感じさせられる物語なのですが、こんな明るい死人は見たことないですし、すべてにおいて突き抜けた素晴らしさがありました。キャストの皆さんの“底力”を感じる作品でした」

※番組情報『スペシャルドラマ 最後の同窓会 』
2017年11月26日(日)午前10:00~11:50、テレビ朝日系24局

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