安田顕、衝撃の冒頭8分…圧巻の演技!全編“白スーツ姿”で弁護士&刑事役に臨む
毎週日曜の朝10時から上質なエンターテインメント作品を放送している『日曜ワイド』。
この秋からは『日曜ワイド』発の新企画が続々ラインナップしていくが、10月22日(日)には安田顕主演の新作『白い刑事』が放送される。
安田演じる相良修平は、ドラマ冒頭は弁護士として登場し活躍するが、中盤からはなんと刑事に! そんな、これまでのミステリー作品の常識を覆す同作の見どころを紹介していこう。
◆カメレオン俳優・安田顕の圧巻の演技
警察や検察が“クロ”だとにらんだ被告を次々と無罪にすることから、“警察の天敵”ともよばれる敏腕弁護士・相良修平。
ドラマ冒頭の裁判シーンで、彼は鮮やかなロジックを使って殺人罪の容疑がかけられた美しき派遣事務員・田中沙織(中山忍)の冤罪を晴らしていく。
硬軟巧みにあらゆる役を演じ分けることから“カメレオン俳優”ともよばれる安田は今回、ものを言う“圧力”の強さで無罪を勝ち取る弁護士ではなく、穏やかに物事を進めるスマートな人間として相良を演じることにアプローチしたそうで、この冒頭のシーンでは、約8分間で“相良修平”という人物の人間性が見事に伝わってくる圧巻の演技が見られる。
◆自ら冤罪晴らした容疑者の殺人事件を捜査!
前述の通り、相良は特別採用によって劇中に“弁護士”から“刑事”へと立場を変える。
しかし、立場が変わっても“相良修平”の人間性が変わることはない。あくまでスマートに、そして穏やかに、事件解決に向けて捜査を進めていくのだ。
そんな彼が対峙することになった事件は、なんと1年前に彼自身が冤罪を晴らした田中沙織が容疑者として浮上している殺人事件!
事件が発生したシチュエーションも1年前の事件と非常に似ている…。そして思えば、沙織は無罪が確定した直後、一度無罪になった人間は二度と同じ事件で裁かれることはないという“一事不再理”の原則を知って謎の微笑を浮かべていた…。
はたして、彼女はシロなのか、クロなのか? 事件の謎を自らの手で確かめたいという思いから刑事になった相良が暴いていく、何層にも重なった驚きの真相に注目だ。
◆安田顕と真野恵里菜の“バディ”に注目!
ただしこの『白い刑事』は、本格ミステリーでありながらも、全体にはコメディ要素が多く散りばめられている。
刑事になった相良とコンビを組むのは真野恵里菜演じる渋谷美里だが、相良に振り回される美里、相良による美里の“呼び方”、そして後半に見られる相良の美里へのまさかの“変貌”など、2人のゆるやかながら小気味いい丁々発止のやり取りには思わず笑わされるだろう。
また、本作には相良を迎え入れる警察署署長・東谷慎一郎役で、小堺一機も出演。
安田は、「子どもの頃からテレビで拝見してきた大先輩なので緊張感を持って共演シーンに臨んだのですが、小堺さんはスーッとその場にいらっしゃって、こちらの緊張を自然と取り除いてくださる方でした」と共演の感想を語ったが、小堺だからこそ醸し出せる柔らかく楽しい雰囲気もこのドラマの特徴のひとつとなっている。
そして、最後に挙げるべき見どころは、ずばり相良の“白スーツ”姿だ。相良は、本作で全編白いスーツを着て登場する。
“黒い”容疑を“白く”する男・相良修平のイメージカラーとなる白だが、最初は安田顕の新鮮な白スーツ姿が珍しく思えるものの、ドラマが終わる頃にはすっかりこのファッションが当たり前になっているから不思議だ。
この“着こなし”も、カメレオン俳優・安田顕だからこそできる芸当かもしれない。
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10月22日(日)の午前10時から『日曜ワイド』で始動する、相良修平という異色の刑事の始動。弁護士としても刑事としても、冤罪を晴らすことにこだわるこの男の“スマート”な奮闘に注目だ。
◆番組情報:日曜ワイド『白い刑事』
2017年10月22日(日)午前10:00~11:50放送、テレビ朝日系24局