テレ朝POST

次のエンタメを先回りするメディア
menu

“ポツンと一軒家”を3年かけて建てた夫婦。職人歴55年の男性は捜索隊と会うなりガッツポーズ

日本各地の人里離れた場所になぜだかポツンと存在する一軒家と、そこに住まう人物の人生にも迫っていく番組『ポツンと一軒家』

5月12日(日)は、ゲストに市村正親と鈴木愛理を迎えて放送される。

熊本県北部、大分県との県境に近い山の中に四角い一軒家を発見。道はハッキリと確認できるものの、敷地の周囲は深い森に囲まれている。

最寄りの集落へと到着した捜索隊は、通りすがりに見かけた男性に衛星写真を確認してもらう。すると男性は「わかりますよ!」と即答。

「ご夫婦で二人暮らしだったと思うんですが、以前は別荘として利用されていたんじゃないかな」というが、現在の様子まではわからないという。家までの道のりも教えてもらった捜索隊は、ひとまず一軒家まで行ってみることに。

集落を後にして、山越えのコンクリートの道をのぼってトンネルをすぎると、目指す一軒家へと続く細い山道へ。一見するとただの茂みのようで、教わっていなければ気づかずに見過ごしてしまうような茂みをかき分けて進んでいくと、ダム湖を見下ろす丘に建つ一軒家が忽然と姿を現す。

捜索隊と会うなりガッツポーズで笑顔を見せたのが一軒家に住む71歳の男性で、72歳の妻と一緒に笑顔で出迎えてくれた。衛星写真では四角い建物に見えていた母屋は、高床式鉄骨造りの家で、築23年なのだとか。

中学校を卒業後に就職して以来、建具職人歴55年という男性。ダム湖にほど近い場所に建つ生家の近くに住みたいと、山を購入して家を建てた。

実は独立してこの地で仕事をする予定だったそうだが、「町から遠すぎて、仕事には不便だったんです(笑)」と独立を断念。現在は町にある自宅で会社に勤務しながら、週末のみポツンと一軒家で過ごしているという。

捜索隊が驚いたのは、山奥に家を建てたエピソード。建具職人というだけあって、基礎工事と屋根以外はすべて夫婦で家を造り上げたそう。

建築中は山奥でほぼキャンプ暮らしをしながら「電気が通っていないので、夜中も水銀灯を頼りに作業をしていました。冬は雪も積もるし、夏はとにかく暑いし虫もすごい。だけど、たいていのことは耐えられるねと夫婦で話ているんです」とにこやかに振り返る男性。3年の工期を経て、終の棲家を完成させたという。

そんな二人の共通の趣味は茶道。ポツンと一軒家でお茶も楽しめるようにと、可変式の茶室まで自作した。建具職人ならではの繊細な技によって建てられたポツンと一軒家のこだわりの内装や、美しいお茶道具の数々にも注目だ。

※番組情報:『ポツンと一軒家
2024年5月12日(日)午後7:58~午後8:56、ABCテレビ・テレビ朝日系列にて全国ネット