「さようなら奏」父からの20年越しのメッセージ。『Destiny』第5話、主人公が号泣した“真実”
衝撃的なストーリーが話題を呼び、初回見逃し配信再生数が2024年4月期の第1位になるなど注目を集める石原さとみ主演のドラマ『Destiny』。
5月7日(火)に放送された第5話では、主人公の西村奏(石原さとみ)が父親の辻英介(佐々木蔵之介)が自殺する前に残したボイスレコーダーを発見。
父親からの20年越しのメッセージに涙する奏の姿に心動かされる展開となった。(※以下、第5話のネタバレがあります)
◆追い詰められていく英介が辛い…
奏(石原)は、20年前に自殺した父・英介(佐々木)がかかわっていた「環境エネルギー汚職事件」について調べ続けていた。そして、実家にあった遺品から、英介のボイスレコーダーを見つける。
ボイスレコーダーには、「環境エネルギー汚職事件」についての“真実”が収録されていた。奏は野木真樹(亀梨和也)を呼び、英介が残した声を一緒に聞く。
当時、東京地検特捜部の主任検事だった英介は、汚職事件をめぐり、真樹の父で弁護士の野木浩一郎(仲村トオル)から、証拠が捏造されたものと知りながら起訴に踏み切ったという容疑をかけられてしまう。
結局被告人は無罪になり、検察は英介を見捨て、彼は懲戒免職を逃れられない状態に。
ボイスレコーダーには、「私が信じていた組織はなんだったのか。私は断じて事件の捏造などしていない。だが真実は葬られるのか。自分が信じてきた正義はどこにあるのか」という英介の悲痛な嘆きが残されていた。
◆「私は私の正義を貫く」
さらに英介のメッセージは続き、「誰もこの記録に気づかなくてもいい。私は私の正義を貫く」と前置きしつつ、時が来たら“娘の奏には自分の本当の姿を知ってほしい”と話し出す。英介は今にも涙しそうな表情で、「さようなら奏」と告げた。
そしてメッセージは、「父を許せとは言わない。憎んでも構わない。だが父は、真の正義を貫くために身を挺して真実をここに記す」と続けられる。20年越しに父親からのメッセージを受け取った奏は、涙を流して辛そうに顔を歪ませた。
英介を演じる佐々木蔵之介の迫真の演技、娘・奏役の石原さとみが自分のことのように苦しみ涙する表情…。20年の時を経て“父娘”が悲しく交わり合う名場面となった。
※ドラマ『Destiny』は、TVerにて無料配信中!
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※番組情報:『Destiny』第6話
2024年5月14日(火)よる9:00~9:54、テレビ朝日系24局